中古iPhoneは、新品よりも割安に購入できることが魅力であり、スマホの購入代金を節約したい、最新のiPhoneでなくても気にしないという方におすすめです。
一方で、中古iPhoneに買い替えようと考えながらも、中古iPhoneをどうやって購入したらいいのかわからない、中古iPhoneの注意点が知りたい、と考えている方も多いでしょう。
本記事では、中古iPhoneを購入できる場所や、注意点について詳しく解説していきます。中古iPhoneのメリット・デメリットについてもご紹介していますので、中古iPhoneを購入する際は参考にしてください。
中古iPhoneが買える場所
中古iPhoneが購入できる場所は、主に以下の4つに分かれます。
- 中古のスマホショップ
- キャリア認定のリユースショップ
- ECサイト
- フリマアプリ・オークションサイト
それぞれの購入場所についてご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
中古のスマホショップ
中古iPhoneをすぐに手に入れたい、実物を見てから決めたい、という方は、中古のスマホショップがおすすめです。中古のスマホショップであれば、実店舗で購入できます。
代表的な中古のスマホショップの例です。
- イオシス
- ゲオモバイル
店舗別の特徴も詳しく解説していますので、参考にしてください。
イオシス
イオシスは東京・大阪を中心に14店舗を展開する老舗の中古ガジェットショップです。なお、販売または買取のいずれかしか取り扱っていない店舗がありますので、店舗に行く際は注意しましょう。
- アキバ中央通り店
- アキバ中央通店(PC・タブレット)
- 買取センター
- アキバ路地裏店
- アキバ路地オモテ店
- 新宿西口店
- 新宿東口店
- 日本橋4丁目店
- なんば店/大阪買取センター
- 神戸三宮店
- 名古屋大須店/名古屋買取センター
- 福岡天神店
※2023年11月時点
イオシスでは、スマホからタブレット、スマートウォッチ、スマホ周辺機器に至るまで、幅広い中古品を取り扱っています。年間の販売台数は64万台以上、スマホの在庫数は約1万2,000台と、信頼できる実績と豊富な品揃えが魅力です。中古品はクリーニングと検品を徹底した清潔な商品なので、安心して使用できます。
イオシスで取り扱う中古スマホの商品は、新品・未使用品・アウトレット・中古Aランク・中古Bランク・中古Cランク
の6つに区分されています。商品によって一部異なるものの、新品はメーカー保証、未使用品はイオシスの6か月保証、新品・未使用品以外の中古スマホはランクに関わらずイオシスの3か月保証が付いてくることが特徴です。
保証期間内であれば初期不良・動作不良に対し、交換もしくは返金対応を実施しています。購入後にネットワーク利用制限がかかった場合なども、保証書および付属品に欠品がない場合に限り、同等の商品との交換もしくは全額返金に対応しているため、購入後のトラブルに対しても安心です。
なお、Webからの購入限定とはなりますが、有料の保証延長サービスが設けられています。中古品は1年3か月、未使用品は1年6か月に保証期間を延長可能です。
<イオシスで取り扱っているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | 価格:中古品A | 価格:中古品B | 価格:中古品C |
---|---|---|---|
iPhone15 128GB | 122,800円~ | 在庫なし | 在庫なし |
iPhone14 Pro 128GB | 117,800円~ | 109,800円~ | 107,800円~ |
iPhone14 128GB | 99,800円~ | 94,800円~ | 79,800円~ |
iPhone13 128GB | 84,800円~ | 79,800円~ | 72,800円~ |
iPhoneSE 第3世代 64GB | 49,800円~ | 46,800円~ | 41,800円~ |
※2023年11月時点
※利用ネットワーク制限のステータスが▲(端末の残債が残っている、もしくは現在は問題なく使用できるが、将来的に使用できなくなる可能性がある状態)のものを除く
参考:イオシス
ゲオモバイル
ゲオモバイルは、全国1,000店舗以上を展開するゲオの携帯電話専門ショップです。全国950店舗で買取を実施しており、豊富な種類、在庫を取り扱っています。中古スマホは全国450店舗で購入できるほか、格安スマホ相談員に相談しながら機種を検討したり、安心スマホ設定サービスで設定方法を相談できたりと、サポートが充実していることが特徴です。
さらに、ゲオが取り扱う各社の格安SIMを利用し自身に合ったプランも選べるため、中古スマホの購入と同時に料金プランが安いところに乗り換えたい、毎月のスマホ代を見直したいという方にも適しています。
初期不良に対し購入日から30日以内の保証が付いているほか、購入後にネットワーク利用制限がかかった場合は期間を問わず同等の商品との交換、もしくは返金対応が可能です。
専門スタッフによる丁寧なクリーニングと、高度なデータ消去システムによるセキュリティ対策を徹底しているため、安心して使用できます。
<ゲオモバイルで取り扱っているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | 価格:状態S【未使用品】 | 価格:状態A | 価格:状態B | 価格:状態C |
---|---|---|---|---|
iPhone15 128GB | 116,831円~ | 114,741円~ | 114,741円~ | 在庫無し |
iPhone14 Pro 128GB | 在庫無し | 128,502円~ | 122,076円~ | 在庫無し |
iPhone14 128GB | 100,782円~ | 98,802円~ | 93,861円~ | 在庫無し |
iPhone13 128GB | 在庫無し | 86,922円~ | 77,400円~ | 在庫無し |
iPhoneSE 第3世代 64GB | 在庫無し | 44,352円~ | 42,134円~ | 在庫無し |
※2023年11月執筆時点
参考:ゲオモバイル
キャリア認定のリユースショップ
キャリア認定のリユースショップでは、通信キャリアが品質を保証した中古iPhoneを販売しています。品質面や購入元に対する不安がある方は、キャリア認定のリユースショップを検討してみてください。キャリア認定のリユースショップは、主に以下の3つです。
- docomo Certified(ドコモ認定リユース品)
- au Certified(認定中古品)
- SoftBank Certified(認定中古品)
それぞれの特徴について見ていきましょう。
docomo Certified(ドコモ認定リユース品)
docomo Certifiedとは、ドコモの厳しい基準をクリアした高品質な中古品のことです。基本性能はチェック済みで、バッテリー残量は80%以上を保証、外装のクリーニングも徹底しています。どの端末も画面や本体に割れがなく、軽微な傷や汚れがある場合でも基本性能に問題がない商品を取り扱っているため、安心です。
商品の受け取りから30日間は自然故障に対しての保証が付くほか、月額550円(税込)のケータイ補償サービスに加入すれば、紛失や保証対象外の故障についても対応できます。
中古スマホのランクは、A+・A・Bの3区分です。
<docomo Certifiedで取り扱っているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | 価格:A+ | 価格:A | 価格:B |
---|---|---|---|
docomo Certified iPhone 12 mini 64GB | 62,700円 | 57,200円 | 51,700円 |
docomo Certified iPhone 12 Pro 128GB | 99,000円 | 93,500円 | 88,000円 |
docomo Certified iPhone 12 64GB | 88,000円 | 82,500円 | 77,000円 |
docomo Certified iPhone SE(第2世代) 64GB | 48,400円 | 45,100円 | 41,800円 |
docomo Certified iPhone 11 64GB | 60,500円 | 58,300円 | 56,100円 |
※2023年11月時点
参考:docomo Certified(ドコモ認定リユース品)|docomo Online Shop
au Certified(認定中古品)
au Certifiedは、auが認定した中古スマホで、auとUQモバイルのオンラインショップより購入できます。au Certifiedは、バッテリー残量は80%以上、基本機能・接続機能ともに検査済みです。専門業者による品質検査を通過し、データも完全に初期化されたもののみを取り扱っています。
購入後30日間は初期不良・機能不良といった故障に対しての保証が付いています。月額550円(税込)の故障紛失サポートに加入すれば、初期不良以外の故障・紛失・盗難にも対応可能です。
商品のランクは、軽微な傷や汚れなどがあるものの比較的良い状態のau Certified、目立つ傷がなく非常にきれいな状態のau Certified Premiumの2つのみとなっています。
<au Certifiedで取り扱っているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | 価格:au Certified |
---|---|
iPhone 12 Pro 128GB(認定中古品) | 75,600円 |
iPhone 12 64GB(認定中古品) | 55,440円 |
iPhone 11 128GB(認定中古品) | 47,800円 |
※2023年11月時点
※2023年11月時点では、au Certified PremiumのiPhoneは該当なし
参考:au Certified|au Online Shop
SoftBank Certified(認定中古品)
SoftBank Certifiedとは、SoftBankが厳選した認定整備済みの中古iPhoneです。検査ツールによる機能確認を実施しており、バッテリー容量80%以上、基本機能および接続機能ともに検査済みのiPhoneを販売しています。
取り扱っているiPhoneはすべてデータ初期化済みで、クリーニングも実施済みのため、安心して使用できます。購入後の初期不良に関しては、商品到着後30日以内に限り交換可能です。さらに、月額550円(税込)のあんしん保証パックCertifiedに加入すれば、故障や破損時にも対応できるため、もしもの場合にも備えられるでしょう。
<SoftBank Certifiedで取り扱っているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | 認定整備済み価格 | オンラインショップ割適用後の価格(のりかえユーザー限定) |
---|---|---|
iPhone 12 mini 64GB | 53,280円 | 31,296円 |
docomo Certified iPhone 12 Pro 128GB | 77,520円 | 55,536円 |
docomo Certified iPhone 12 64GB | 55,440円 | 33,456円 |
docomo Certified iPhone SE(第2世代) 64GB | 26,880円 | 13,464円 |
docomo Certified iPhone 11 64GB | 51,120円 | 29,136円 |
※2023年11月時点
参考:【オンライン限定】SoftBank Certified(認定中古品)認定整備済みiPhone|SoftBank
ECサイト
豊富な種類・在庫の中からじっくりと選びたい、家でゆっくりと比較しながら決めたい、という方におすすめなのが、中古スマホを取り扱うECサイトです。
- バックマーケット
- にこスマ
代表的な上記2つのECサイトについて、ご紹介します。
バックマーケット
バックマーケットは、「リファービッシュ品」と呼ばれる整備済製品を専門とするマーケットプレイスです。リファービッシュ品は、専門のスペシャリストによるテストを通過したもので、バッテリー残量および安全性が保証されています。壊れている箇所は交換済み、凹みや傷も修理済みのため安心です。
バックマーケットで取り扱う中古スマホは、30日間の返金保証と1年間の動作保証が付いています。送料無料なのも嬉しいポイントです。
バックマーケットのリファービッシュ品は、A・B・Cの3つのグレードに分けられています。
<バックマーケットで取り扱っているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | 価格:Aグレード | 価格:Bグレード | 価格:Cグレード |
---|---|---|---|
iPhone 12 mini 64GB | 52,438円~ | 35,998円~ | 39,780円~ |
iPhone 12 Pro 128GB | 76,900円~ | 65,928円~ | 62,649円~ |
iPhone 12 64GB | 56,499円~ | 47,122円~ | 46,580円~ |
iPhone SE(第2世代) 64GB | 29,886円~ | 20,000円~ | 21,099円~ |
iPhone 11 64GB | 44,890円~ | 40,800円~ | 35,980円~ |
※2023年11月時点
参考:Back Market
にこスマ
にこスマは、伊藤忠グループが運営する中古スマホ・タブレットの通販サイトです。最先端の検査システムにより、選りすぐりの中古スマホを販売しています。すべての商品に360度写真を掲載しており、オンラインとはいえ商品状態を比較的細かく確認できることが特徴です。商品の一つひとつに、バッテリー最大容量も掲載しています。
ネットワーク利用制限なし、SIMフリー・SIMロック解除済みの端末のみ取り扱っているため、通信キャリア問わずに使用可能です。中古iPhoneに関しては、バッテリー残量80%以上、機能不良なしの端末のみを取り扱っています。
初期不良に関しても最大1年間の無料返品保証が付いているため安心感があり、配送料・代引き手数料が無料なのも嬉しいポイントといえるでしょう。
にこスマの中古iPhoneは、A・B・Cの3つのグレードに分けられています。
<にこスマで取り扱っているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | 価格:Aグレード | 価格:Bグレード | 価格:Cグレード |
---|---|---|---|
iPhone 12 mini 64GB | 56,500円~ | 51,500円~ | 45,500円~ |
iPhone 12 Pro 128GB | 93,300円~ | 88,300円~ | 81,300円~ |
iPhone 12 64GB | 63,500円~ | 58,700円~ | 54,400円~ |
iPhone SE(第2世代) 128GB | 在庫無し | 在庫無し | 27,300円~ |
iPhone 11 64GB | 在庫無し | 在庫無し | 37,500円~ |
※2023年11月時点
参考:にこスマ
フリマアプリ・オークションサイト
近年、メルカリ、ラクマやヤフオク!といったフリマアプリ・オークションサイトでも中古iPhoneの売買があります。フリマアプリ・オークションサイトは、中古スマホショップやキャリア認定のリユースショップ、ECサイトなどに比べて安く購入できる場合が多いです。
中には、未使用に近い中古iPhoneが格安で出品されていることもあります。
ただし、個人間での売買となるため保証が付かないことが基本です。出品者の匿名性が高く、端末の状態に関して懸念が残る点は否めないでしょう。
<フリマアプリで出品されているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | メルカリ | ラクマ |
---|---|---|
iPhone 12 64GB | 19,999円~ | 50,000円~ |
iPhone SE 64GB(第3世代) | 30,000円~ | 38,600円~ |
iPhone 11 64GB | 24,900円~ | 49,800円~ |
iPhone SE(第2世代) 64GB | 14,000円~ | 17,800円~ |
iPhone 8 64GB | 8,000円~ | 14,800円~ |
※2023年11月時点
<オークションサイトで出品されているiPhoneの価格例(税込)>
機種名 | ヤフオク! |
---|---|
iPhone 12 64GB | 26,500円~ |
iPhone SE 64GB(第3世代) | 17,000円~ |
iPhone 11 128GB | 33,000円~ |
iPhone X 64GB | 15,000円~ |
iPhone 8 64GB | 4,300円~ |
※2023年11月時点
※表内は即決もしくは定額の価格です
参考:iPhone 端末の検索結果|mercari
参考:中古iPhone 端末|Rakuten Rakuma
参考:iPhone 端末|Yahoo!オークション
中古iPhone購入場所別のメリット・デメリット・おすすめな人
ここからは、中古iPhoneの購入場所別メリット・デメリット・おすすめな人について詳しく解説していきます。
- ケース1|中古スマホショップ
- ケース2|キャリア認定のリユースショップ
- ケース3|ECサイト
- ケース4|フリマアプリ・オークションサイト
自分に合った購入方法を見つけるためにも、それぞれのメリット・デメリットを把握しましょう。
ケース1|中古スマホショップ
中古スマホショップは、実店舗を構えていることが大きな特徴です。
中古スマホショップについて詳しく解説していきます。
- 中古スマホショップのメリット
- 中古スマホショップのデメリット
- 中古スマホショップがおすすめな人
実際に商品を手に取って傷や汚れがないかをしっかり確認したい方におすすめです。
中古スマホショップのメリット
- 実際に手に取って端末の状態を確認できる
- その場ですぐに手に入る
- 店員に相談・質問しながら検討できる
中古スマホショップは、実店舗に出向いて実際に端末の状態を確認し、細かい傷や汚れなどを自分の目で見て比較検討した上で購入できます。そのため購入後の後悔を防げるといったメリットがあります。
その場ですぐに購入し持ち帰りできるほか、不明点や気になる点があれば店員に相談・質問することも可能です。不明点・疑問点を解消し、スムーズに中古iPhoneを入手できることも魅力的といえるでしょう。
中古スマホショップのデメリット
- 実店舗まで足を運ばなければならない
- ECサイトなどに比べて価格が比較的割高なものが多い
- 店舗によっては在庫が偏っている可能性が高い
中古スマホショップの場合、当然、実店舗に足を運ばなければなりません。自宅の近隣に店舗がなく、遠方の中古スマホショップに出向く場合には、手間や時間、交通費などがかかってしまいます。
また中古スマホショップは、店舗を構えスタッフを常駐して運営しているため、賃料や人件費がかかります。そのため、ECサイトなどの実店舗を持たない場合と比べて、商品の価格が割高となる傾向が高いです。
中古スマホショップでは、顧客から買い取った中古スマホの点検や整備などをおこない、販売しているため、その店舗が抱えている在庫しか店頭に並びません。場合によっては、在庫の種類が偏っている可能性もあるでしょう。
チェーン店であれば系列店舗から取り寄せできるケースもありますが、そうなると、中古スマホショップの実際に手に取って端末の状態を確認できる、すぐに入手できるといったメリットは感じられなくなってしまいます。
中古スマホショップがおすすめな人
- 自分の目や手でしっかりと確認したい人
- 店員に質問・相談しながら比較検討したい人
- すぐに中古iPhoneを手に入れたい人
- iPhoneの型にこだわりがない人
先述のとおり、中古スマホショップのメリットは、実際に手に取って商品の状態を確認できることです。細かい傷や汚れなど、自身の目で商品の状態をしっかり見極めた上で購入したい方におすすめといえるでしょう。
その場で店員に質問・相談することも可能なため、iPhoneについて詳しくない方、初めて中古スマホを購入する方なども、中古スマホショップでの購入が適しています。
その場で比較検討し購入できるため、故障などの理由で今すぐにiPhoneが必要といった場合に、即日で中古iPhoneが手に入るのも魅力です。
中古スマホショップは在庫の種類が偏っている可能性は考えられるものの、複数のiPhoneの機種を実際に手に取って比較検討できます。したがって、iPhoneの型にこだわりがない方、使用したいiPhoneが定まっていない方も、中古スマホショップがおすすめです。
ケース2|キャリア認定のリユースショップ
キャリア認定のリユースショップでは、キャリア独自の基準を設け、厳格な検査を通過した中古スマホのみを取り扱っていることが特徴です。
キャリア認定のリユースショップについて、詳しく解説していきます。
- キャリア認定のリユースショップのメリット
- キャリア認定のリユースショップのデメリット
- キャリア認定のリユースショップがおすすめな人
それぞれ詳細を見ていきましょう。
キャリア認定のリユースショップのメリット
- キャリア保証がしっかりしている
- 大手キャリアならではの厳格な検査を潜り抜けているため安心できる
- 手数料無料の分割払いが利用できる
キャリア認定のリユースショップは、保証がしっかりしていることがメリットです。先述のとおり、docomo・au・SoftBankで取り扱う中古スマホは、30日間の無料保証が付くほか、条件はあるものの月額550円(税込)の有償補償に加入できます。有償補償に加入すれば、初期不良以外の故障・破損・紛失などにも対応できるため、購入後のトラブルにもしっかり備えられ安心です。
キャリア認定リユースショップで取り扱う商品は、大手キャリアならではの独自の審査と基準をクリアしているため、高品質なものが多いのもポイントです。バッテリー容量80%以上、基本機能・接続機能が良好なものだけを取り扱っているため、安心感があります。
中古iPhoneの購入では一括払いが一般的ですが、新品と同様に手数料無料の分割払いが可能なのもキャリア認定リユースショップならではの魅力です。
参考:docomo Certified(ドコモ認定リユース品)|docomo Online Shop
参考:au Certified|au Online Shop
参考:【オンライン限定】SoftBank Certified(認定中古品)認定整備済みiPhone|SoftBank
キャリア認定のリユースショップのデメリット
- 機種の種類や在庫数が少なく選択肢の幅が狭い
- 付属品やアクセサリーなどが付かない
- Apple認定整備済製品ではない
キャリア認定のリユースショップは、iPhoneのラインナップは比較的多めではあるものの、中古スマホショップやECショップに比べて、種類や在庫数の選択肢が限定されていることがデメリットです。その理由としては、取り扱う商品が下取りや返却プログラムで回収された端末であること、厳格な検査・テストが設けられていることなどが挙げられます。また、品質が高い分、ほかの購入方法と比較しても価格が割高です。
キャリア認定のリユースショップで取り扱うiPhoneは、Apple認定整備済製品とは異なり充電ケーブルやイヤホンなどの付属品はなく、あくまで端末のみの販売となります。Apple認定整備済製品ではないため、100%安心・安全とは言い切れない点に注意しましょう。
参考:docomo Certified(ドコモ認定リユース品)購入時の注意事項について|docomo Online Shop
キャリア認定のリユースショップがおすすめな人
- 安心感を担保したい人
- まとまった購入費用を用意できない人
キャリア認定のリユースショップは、先述のとおり30日間の無償保証が付いてくるほか有償補償も用意されているため、安心感を担保したい方におすすめです。ただし、docomoの場合は購入日を起算日として14日以内、auとSoftBankの場合は購入と同時に有償補償に加入しなければならないため、注意しましょう。
また、各キャリアで設けた基準に沿って厳格な検査を実施しているため、バッテリーや機能面においても安心です。ほかの購入方法ではなかなかない分割払いにも対応しているため、まとまった購入費用が用意できない、手軽に購入したい、という方にもおすすめできます。
ケース3|ECサイト
ECサイトは実店舗がなく、Webサイトなどのオンラインで購入できることが特徴です。
ECサイトについて詳しく解説していきます。
- ECサイトのメリット
- ECサイトのデメリット
- ECサイトがおすすめな人
時間を問わず、いつでもどこでも比較検討しながら購入したい方におすすめです。
ECサイトのメリット
- 中古iPhoneの種類や在庫が豊富
- いつでもどこでもネットでゆっくり比較検討できる
- 価格が手頃なものが取りそろえられている
ECサイトは、中古スマホの種類や在庫の豊富さが大きなメリットです。在庫の多さは、購入方法の中で最も優れているといっても過言ではありません。種類も豊富なため、現在市場に出回っていない機種を入手できる可能性もあります。
中古スマホショップのように店舗に出向く必要がないため、自宅や好きな場所で豊富な在庫の中からゆっくり比較検討できるのも魅力です。いつでもどこでも自身の都合に合わせて、手持ちのパソコンやスマホから購入できます。
ECサイトの場合、実店舗を持たず賃料や人件費を抑えて運営できるため、中古スマホショップよりも割安なケースが多いでしょう。中古スマホを取り扱うECサイトも多く、複数のショップを巡りながら価格を比較すれば、より安く購入できる可能性が高まります。
ECサイトのデメリット
- 実際の端末の状態を確認できない
- 店員に直接質問・相談できない
- 配送トラブルが起こる可能性がある
ECサイトでは、実店舗での購入とは異なり、端末を実際に手に取って状態を確認できません。中古スマホをグレードやランク別に区分していたり、画像や商品の説明が添えられていたりするものの、小さな傷や汚れなど細かな状態までは確認できないものです。ちょっとした傷も気になる、細部まで商品の状態を確認した上で購入したいという方は、ECサイトでの購入は避けるべきでしょう。
ECサイトでは、店員に直接質問したり相談したりしながら比較検討できない点もデメリットです。端末の不明点や懸念点も、自身で調べて解消するしかありません。
ECサイトで購入した場合、中古iPhoneが届くまで時間を要するため、実際に使い始めるまでにはタイムラグがあります。商品が届かない、注文したものと別の商品が届いた、などのトラブルが起こる可能性もゼロではありません。
ECサイトがおすすめな人
- 商品をじっくりと比較検討したい人
- 使用したい機種が決まっている人
ECサイトは、いつでもどこでも商品を比較検討し購入できるため、豊富な在庫の中からゆっくり選びたい方におすすめです。早朝や深夜などの時間帯でも手持ちのスマホやパソコンから自由に閲覧したり比較検討したりできるため、日中は忙しくて実店舗に出向けないという方にも適しています。
ECサイトで取り扱っている中古スマホは、種類の数も在庫数も豊富です。流通していないような型も含めて多くの機種がそろっているため、欲しい機種が決まっている方、機種にこだわりがある方におすすめです。
ただし、端末を実際に手に取り確認することはできないため、注意が必要です。
手元に届くまでの時間もかかるため、手持ちのスマホが故障したなどの理由で今すぐ手に入れたいという方には向かないでしょう。
ケース4|フリマアプリ・オークションサイト
フリマアプリ・オークションサイトは、個人間での売買であり、価格も割安なものが多いことが特徴です。
フリマアプリ・オークションサイトについて、詳しく解説していきます。
- フリマアプリ・オークションサイトのメリット
- フリマアプリ・オークションサイトのデメリット
- フリマアプリ・オークションサイトがおすすめな人
とにかく安く中古iPhoneを購入したい方におすすめです。
フリマアプリ・オークションサイトのメリット
- ほかの購入方法と比較しても格安なことが多い
- 掘り出しもののスマホが見つかる可能性がある
- ポイントを利用して購入できるケースが多い
フリマアプリ・オークションサイトは個人間での取り引きとなるため、格安で購入できることがメリットです。新品同様のiPhoneが、中古スマホショップなどの半額程度の値段で出品されていることもあります。
<未使用に近い状態の価格の比較表(税込) ※iPhone 12 64GBの場合 >
オークションサイト(ヤフオク!の場合) | 中古スマホショップ(ゲオモバイルの場合) | キャリア認定のリユースショップ(SoftBank Certifiedの場合) | ECサイト(バックマーケットの場合) |
---|---|---|---|
26,500円 | 54,252円~ | 55,400円~ | 56,499円~ |
参考:yahoo!オークション
参考:iPhone12|GEOオンラインストア
参考:ソフトバンク認定中古品iPhone|Softbank
参考:iPhone 12 中古&整備品(リファービッシュ) をお得に購入 | バックマーケット
また、中古スマホショップやECサイトなどでは出回っていない掘り出しものの機種を、見つけられる可能性もあります。
頻繁にフリマアプリやオークションサイトを利用している方であれば、貯まった売上金やポイントを利用してお得に中古iPhoneを購入できるのも、嬉しいポイントです。
フリマアプリ・オークションサイトのデメリット
- 端末の状態を詳しく確認できない
- 基本的に保証が付かない
- 整備やクリーニングされていないものが多い
- 出品者とのトラブルが発生する可能性が高い
フリマアプリ・オークションサイトではオンライン上でのやり取りとなるため、ECサイトと同様に端末の状態を詳しく確認できないことがデメリットです。
大手のECサイトでは詳しい説明や画像が何枚も添えられているなど商品の状態を詳しく記載していますが、フリマアプリやオークションサイトでは詳しい説明や画像は期待できないため、多くの懸念が残ります。
中古スマホショップやキャリア認定のリユースショップ、ECサイトのような保証が付かないことも一般的です。たとえ初期不良だったとしても対応できないことが多いため、注意しましょう。
また、個人間での売買となることから、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。購入後にネットワーク利用制限がかかったり、偽物や画像と違う商品が届いたり、商品自体が届かなかったりと、出品者との揉めごとが起こることも否定できません。
フリマアプリ・オークションサイトがおすすめな人
- とにかく安く購入したい人
- 頻繁にフリマアプリ・オークションサイトを利用している人
- 細かい状態は気にしない人
フリマアプリ・オークションサイトは、ほかの購入方法と比べて中古スマホを安く購入できることが何よりのメリットです。そのため、価格重視でとにかく安く購入したい、という方に向いているでしょう。
普段からフリマアプリ・オークションサイトを利用している方であれば、ポイントや売上金を利用して購入できたり、自身の評価を稼げたりといったメリットもあります。
一方で、先述のとおり、端末保証が付かない、端末の状態を細かく確認することが難しい、出品者とのトラブルが起こりやすいといったデメリットがあります。細かい状態を気にしないという方だけに向いているといっても、過言ではありません。
中古iPhoneの購入場所を選ぶ際の注意点
ここまで解説してきた内容をもとに、中古iPhoneの購入場所を選ぶ際の注意点について解説していきます。
- 注意点1|端末のコンディションを確認できるか
- 注意点2|保証は付いているか
- 注意点3|価格は適正か
- 注意点4|ロックや赤ロムは解消されているか
購入後の失敗や後悔を防ぐためにも、それぞれの注意点をしっかりと把握することが大切です。
注意点1|端末のコンディションを確認できるか
中古iPhoneを購入する際は、端末のコンディションを自身の目でしっかり確認できるかで判断しましょう。中古iPhoneは、基本的に一度他人の手に渡り使用されたものであるため、端末のコンディションを確認することは非常に重要です。
端末に傷が付いていないか、故障につながりそうな要因は見当たらないかの確認を徹底しましょう。見落としがちな充電の差し込み口も、破損や傷がないかのチェックを怠らないことが大切です。
そのためには、実際に手に取り自身の目で確認できる購入場所がおすすめです。自身の目で端末のコンディションを隅々まで確認したものであれば、購入後に故障や破損が見つかったとしても納得しやすいといえます。どうしても実物を手に取り確認できない場合は、さまざまな角度からの画像などで商品の状態をしっかり確認できるか、端末の説明がこと細かに記載されているかを確認しましょう。
注意点2|保証は付いているか
購入後の故障や破損などのトラブルに備えるためにも、保証の有無や保証内容はしっかりと確認しましょう。中古iPhoneの場合、新品では当然付いてくる保証が付かないことも少なくありません。中古iPhoneは一度使用された端末のため、新品の端末に比べて初期不良が起こる可能性も高く、保証が付かなければ購入し直しなどのリスクも高まります。
中古iPhoneを購入する際は、独自の保証を設けているショップがおすすめです。キャリア認定のリユースショップで購入した場合、原則として30日間の無償保証が付いてくるほか、有償の補償サービスにも加入できます。購入後の故障や破損、紛失に備えたい方におすすめです。
昨今は、大手の中古スマホショップ、ECサイトでも独自の保証が設けられているケースも少なくありません。万が一に備えて各ショップの保証内容を確認し、保証期間が長いところや保証内容が比較的手厚いところで購入することをおすすめします。ただし、フリマアプリ・オークションサイトで購入した中古スマホは、基本的に保証が付いていない点に注意しましょう。
注意点3|価格は適正か
中古iPhoneを購入する場合には、価格が適正かにも注意すべきです。
新品のiPhoneの価格も購入場所によって多少異なりますが、中古iPhoneの場合は価格の違いがより顕著です。中には、端末の状態に対して割高な価格に設定しているショップも存在するため、購入前に価格を比較検討するようにしましょう。
中古iPhoneの最大のメリットは価格が安いことです。適正でない価格のものを購入してしまうと、中古iPhoneを購入するメリットがなくなり、結果的に損をしてしまう恐れも考えられます。
したがって、中古iPhoneを購入する場合は、多くのショップ、サイトの価格を比較し、価格が適正かを見極めることが大切です。
注意点4|ロックや赤ロムは解消されているか
アクティベーションロックやSIMロックがかかっていたり、赤ロムだったりする中古iPhoneを購入しても、使用できない可能性が高いため、それらが解消されているかをしっかりと確認しましょう。
中古iPhoneの場合、新品のものと異なりアクティベーションロックがかかっている可能性も否定できません。アクティベーションロックとは、紛失や盗難に遭った際に、第三者が勝手に使用したり売却したりするのを防ぐためのiPhone独自の保護機能です。
アクティベーションロックがかかっていると、iPhoneは正常に動作しません。アクティベーションロックを解除するためには、以前の持ち主のAppleIDとパスワード、もしくはパスコードが必要となり、対応に難航します。
SIMロックとは、各通信キャリアが他社のSIMカードを利用できないようにする通信制限のことです。iPhoneの契約元通信キャリアおよび同系列通信キャリアのみの使用に限定されます。
SIMロックがかかっていると、iPhoneの契約元の通信キャリアと自身が利用したい通信キャリアが別系列の場合、インターネットや通話機能、アプリなどの機能が使用できません。
赤ロムとは、何らかの理由によりネットワーク利用制限がかかっている端末のことを指します。赤ロムのスマホは、インターネットや通話機能、アプリなどの接続が使用できません。赤ロムとなる理由には、分割代金の滞納、盗難などの不正入手などが挙げられます。ネットワーク利用制限は滞納や盗難が発覚した時点でかかるため、購入後に赤ロムとなる可能性もあることに留意しましょう。
ロックがかかっていたり、赤ロムの端末だったりすると、購入した中古iPhoneを利用できません。
中古スマホショップやキャリア認定のリユースショップ、ECサイトでは、公式サイトにロックや赤ロムに関しての対応方法が記載されていることが多いです。赤ロムの保証をおこなっているショップもあるため、少々手間ではあるものの事前にしっかりと確認し、適切な対応に期待できるところを選ぶとよいでしょう。
参考:iPhone と iPad のアクティベーションロック|Apple サポート(日本)
参考:「赤ロム」!?中古で落札したスマートフォンが、急に利用できなくなった(消費者トラブル解説集)|国民生活センター
何よりも安心を担保したいならApple認定整備済製品がおすすめ!
何よりも安心を担保した上でiPhoneをお得に購入したい方は、Apple認定整備済製品がおすすめです。
Apple認定整備済製品とは、Appleが品質を保証し再整備した製品を指します。Apple認定整備済製品は、新品のiPhoneと同等の動作上の基準を満たすために、動作テストも含めた厳格なプロセスによって再整備を受けた端末です。
必要に応じてApple純正の交換パーツを搭載し、徹底的なクリーニングと検査を実施しているほか、新しいバッテリーと外装を搭載しています。新品と同様の箱に付属品とともに梱包されているため、ほぼ新品のような状態で使用可能です。
1年間の製品保証が付いてくるほか、AppleCare+ for iPhoneに加入すれば保証期間の延長もできます。Apple認定整備済商品は、新品と比べて最大15%の割引価格で購入できるのも魅力です。
ほかの購入方法に比べて割高ではあるものの、安心を重視したい方はぜひチェックしてみてください。
中古iPhoneを買う場合にはスマホ保険の検討も重要!
中古スマホを購入する場合には、安心感を高めるためにスマホ保険も検討しましょう。
スマホ保険とは、メーカー保証外のスマホでも補償を受けられる保険のことです。保険会社が提供しているものが多く、中古iPhoneや購入から年数が経ったスマホでも、保証の対象となります。
先述のとおり、中古スマホショップやキャリア認定のリユースショップ、ECサイトではショップ独自の保証を設けていることが多いです。一方で期間が限定されていたり自然故障のみだったりと、保証範囲は限られています。その点スマホ保険なら、自然故障はもちろん、水没や破損、盗難、紛失時にも保証が適用されるケースが多いです。
保険に加入できる使用期間が決まっているなど、サービスによって条件はさまざまですが、中古スマホの故障に備える1つの方法として覚えておきましょう。
まとめ
中古iPhoneの主な購入場所は、中古スマホショップ・キャリア認定のリユースショップ・ECサイト・フリマアプリやオークションサイトの4つです。
購入場所それぞれに異なる特徴、メリット・デメリットがあり、何を重視し選択するかは、個々人により変わってくるでしょう。安全性の担保を重視する方は、Apple認定整備済製品を検討するのも1つの方法です。
注意点として、中古iPhoneはアクティベーションロック、SIMロック、赤ロム、端末の状態などの影響で、適切に使えない危険性があります。中古iPhoneの購入に際しては、ショップ独自の保証内容に着目したり、スマホ保険への加入を検討したりすることが重要な対応策となるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、中古iPhoneの購入を検討してみてください。