同じiPhoneを使い続けていると、購入時と比べてiPhoneの充電が早く減るようになった、使っていないのにいつの間にか充電が減っている、と感じることがあります。仕事帰りなどに、思っているより早くiPhoneの充電が切れてしまうと、家族への連絡や暇つぶしをしたいときに困ってしまうでしょう。
今回は、そのような悩みを解消すべく、使っていないのにiPhoneの充電が減ってしまう理由を紹介します。また、iPhoneを使っていないときの充電消耗を抑えるコツや、充電の減りが早い際に実践したい対策も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
iPhoneを使っていないのに充電が減る理由
なぜ、使っていない状態なのにiPhoneの充電が減っていくのでしょうか。主に、以下8つの原因があると考えられています。
- Wi-Fi・Bluetooth設定を常にオンにしている
- アプリのバックグラウンド更新がオンになっている
- 複数のアプリが起動している
- 位置情報サービスがオンになっている
- プッシュ通知が多すぎる
- 画面設定が明るすぎる
- iOSのバージョンが古いままになっている
- iPhoneのバッテリー自体が劣化している
ここからは、iPhoneを使っていないのに充電が減る理由について詳しく解説します。
原因1.Wi-Fi・Bluetooth設定を常にオンにしている
Wi-FiやBluetoothが常時オンに設定されていると、バッテリー消耗の原因となります。とくに街中で利用可能なWi-Fiを探す設定になっている場合、iPhoneがWi-Fi信号を探し続けることで、バッテリーの消耗が大きくなるでしょう。
Bluetoothについても同様で、使用していない状態でも接続が維持されているだけでバッテリー消耗が発生します。したがって、Wi-FiとBluetoothの設定がオンになっている状態は、バッテリーの消耗を抑える観点から見て望ましくありません。
これらの機能を使用しないときは設定をオフにする、または必要最小限の使用に留めることで、バッテリーの持ちを改善できます。
原因2.アプリのバックグラウンド更新がオンになっている
iPhoneのアプリケーションは、バックグラウンドでの自動更新機能が有効になっていると、気付かないうちに頻繁に更新作業が行われてしまいます。バックグラウンド設定自体は便利な機能ですが、同時にiPhoneのバッテリーやデータ通信の消耗を増加させる側面があるのです。
たとえば、iPhoneのiOSではアプリケーションが定期的に最新の状態に保たれますが、自動的にデータが更新されるため、バッテリー消耗の原因となることがあります。
バックグラウンドでのアプリ更新が有効になっている場合、アプリを積極的に使用していなくても自動更新により意図せずバッテリーが減少することがあるため、注意が必要です。
原因3.複数のアプリが起動している
iPhoneは、複数のアプリが起動状態を維持している状態だと、バッテリーの消耗が大きくなる可能性があります。たとえリアルタイムで使用していなくても、バックグラウンドで動作するアプリが存在するため、バッテリー寿命に影響を及ぼす可能性があるでしょう。
とくに、ゲームやアニメーションのような高いリソースを要求するアプリは、起動しているだけでバッテリーを大幅に消耗することが一般的です。そのため、使用していないアプリは定期的に閉じることで、バッテリーの無駄遣いを防げるでしょう。
これは、バッテリーの持続時間を延ばすためにも重要な習慣です。
原因4.位置情報サービスがオンになっている
位置情報サービスがオンになっている状態も、通常より多くバッテリーを消耗する原因です。
iPhoneにおける位置情報サービス(GPS)の利用は、気付かないうちに多くのバッテリーを消耗することがあります。位置情報サービスがオンになっているのは、iPhoneはバックグラウンドで継続的に自身の位置情報を取得し、送信している状態です。
たとえば地図アプリケーションやゲーム、Safariを使った近隣の店舗検索など、多くの便利な機能が位置情報サービスに依存しています。
便利な機能ではあるものの、先述したとおり、バックグラウンド状態は充電消耗を早める原因となるのも事実です。そのため、位置情報サービスは必要なときのみに限定して利用することを推奨します。
原因5.プッシュ通知が多すぎる
プッシュ通知の多用は、iPhoneのバッテリー消耗の一因となり得ます。プッシュ通知とは、新着メールやLINEなどのメッセージングアプリのメッセージ、アプリのアップデート情報やニュース速報、SNSの新着コメントなど、さまざまなアプリからの自動的な通知のことです。
アプリからの情報をリアルタイムで受信し、画面上に表示する便利な機能ではあるものの、通知が多ければ多いほど、それに伴ったデータの受信と表示処理によりバッテリーの消耗が増加します。
そのため、iPhoneのバッテリーの持続力を長く保つためには、不要なプッシュ通知を減らすことが効果的です。適切に通知設定を管理することで、バッテリーの負担を軽減できるでしょう。
原因6.画面設定が明るすぎる
iPhoneの画面設定が明るすぎることも、バッテリー消耗の大きな原因になり得ます。
ディスプレイは、iPhoneの中でもとくにバッテリー使用量が多いパーツの一つです。画面の輝度が高い状態が続くと、本来必要ないほどの電力を消費してしまうことがあります。
そのため、画面を常に明るく設定していると、通常よりもバッテリーの減りが早くなる可能性があります。とくに屋外で直射日光が当たるような環境では、画面を明るく設定しなければならない状況が多く、結果として通常よりも多くのバッテリーを消費することになるでしょう。
したがって、バッテリーの持続力を最大限に保つためには、iPhoneの画面の明るさを環境に応じて適切に調整することが重要です。
原因7.iOSのバージョンが古いままになっている
iOSのバージョンが古いバージョンを維持したままになっていると、バッテリーの消費量を増加させる原因となります。iOSのバージョンによっては、バッテリー消費が多いものも存在するため、現在使用しているバージョンがそのような特性を持っているかどうかを確認することが大切です。
ソフトウェアのアップデートは、一般的に機能性の向上やバグ修正、セキュリティ強化を目的として行われています。したがって、古いバージョンを使用し続けると、これらの改善が適用されず、結果としてバッテリーの消費が増えることが予想できるでしょう。
さらに、iOSのアップデート直後には、新しい処理が多く行われるため、一時的にバッテリーの使用量が増加することもあります。
原因8.iPhoneのバッテリー自体が劣化している
iPhoneのバッテリーが時間の経過とともに劣化すると、端末を使用していないときでもバッテリーの消耗が進むことがあります。
iPhoneに採用されているリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことにより徐々に劣化していくのが特徴です。長期間の使用による経年劣化は、バッテリーの性能低下をもたらし、結果として充電持続時間が短くなる傾向にあります。
たとえば、iPhoneのバッテリーの充電最大容量が減少していると、フル充電してもバッテリーが急速に減少することも少なくありません。
一般的には、iPhoneのバッテリーの最大容量が80%以下になると、交換の時期と考えられています。最大容量の目安に達している場合、使用していないにもかかわらず充電が減少する現象は自然なことといえるでしょう。
iPhoneを使っていないときの充電消耗を抑える方法
iPhoneは、使っていないときでもさまざまな原因で充電が減ってしまいます。以下に挙げる8つの方法を実践することで、使用時以外の充電を節約できるでしょう。
- Wi-FiやBluetoothが不要なときはオフにする
- アプリのバックグラウンド更新をオフにする
- 使用していないアプリは都度終了する
- 位置情報サービスをオフにする
- プッシュ通知は本当に必要なものだけにする
- 画面を暗めに設定する
- iOSを最新のバージョンにアップデートする
- バッテリーの交換を行う
iPhoneを使っていないのに充電が減っている場合は、原因とあわせて上記の実践も検討してみてください。
方法1.Wi-FiやBluetoothが不要なときはオフにする
Wi-FiやBluetoothの機能は必要ないときにオフにしておくことで、iPhoneのバッテリー消耗は効果的に抑制できるでしょう。
iPhoneを使用する際に活躍するWi-FiやBluetoothの機能は、コントロールセンターから手軽にオン・オフの切り替えが可能です。たとえば、自宅のWi-Fiにのみ接続して、外出時にはWi-Fi検索を避けたい場合には、設定を変更することでバッテリー消費を抑えられるでしょう。
特定のWi-Fiのみに接続させたい場合は、以下の手順で設定を変更しましょう。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「Wi-Fi」をタップする
- 「接続を確認」から設定を「オフ」にする
上記の方法による設定変更は、Wi-FiやBluetoothが背景で接続を探し続けることによる、余分なバッテリー消耗を防ぐための簡単な方法です。
方法2.アプリのバックグラウンド更新をオフにする
アプリのバックグラウンド更新機能を無効にすることで、バッテリーの消耗を減らせます。アプリのバックグラウンド更新をオフにする方法は、以下を参考にしてください。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「アプリのバックグラウンド更新」から「オフ」にする
さらに、バックグラウンド更新をWi-Fiに接続しているときのみ行うように設定することも可能です。Wi-Fi接続時のみバックグラウンド更新を行う方法は、以下のとおりです。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「アプリのバックグラウンド更新」から「Wi-Fi」を選択する
これにより、データ通信環境下での不必要なバッテリー消耗を防げます。
方法3.使用していないアプリは都度終了する
アプリケーションを使い終わった後に都度終了することで、バックグラウンドで動作しているアプリが不必要にバッテリーを消費するのを防げます。
使用後にアプリをこまめに閉じる習慣を身につけると良いでしょう。iPhoneでは、画面の下部から上にスワイプすることで、開いているアプリ一覧を表示できます。この一覧から、上にスワイプすることによりアプリを終了させられます。
加えて「設定」にある「バッテリー」セクションから、各アプリによるバッテリーの消費状況を確認し、バッテリーを多く消耗するアプリを特定することも有効です。
日常的に使用していないのにバッテリーを過度に消費するアプリは、アンインストールすることを検討するのも一つの方法です。
方法4.位置情報サービスをオフにする
必要ない場合、位置情報サービスをオフにしておくことが推奨されます。位置情報サービスをオフにする方法は、以下を参考にしてください。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップする
- 「位置情報サービス」からオン・オフ切り替えを行う
なお、位置情報サービスは、以下の手順により特定のアプリケーションやサービスに対してだけ有効にすることも可能です。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップする
- 「位置情報サービス」から画面下部の個別アプリで切り替え
位置情報の利用許可の設定には、「しない」「次回または共有時に確認」「このアプリの使用中」「常に」の4つの選択肢があります。アプリや機能ごとに選択肢を決めることで、個々のアプリや状況に応じた位置情報サービスの利用を制御可能です。
方法5.プッシュ通知は本当に必要なものだけにする
プッシュ通知を本当に重要なものに限定することは、バッテリー消耗を軽減する効果的な方法の一つです。不要なプッシュ通知は、以下の手順でオフにできます。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「通知」をタップする
- 各アプリをタップし「通知を許可」からオン・オフを切り替える
また、即時通知の設定をオン・オフできる機能を利用することも、バッテリー寿命の延長に役立ちます。
たとえば、LINEのようなアプリケーションでは、特定の人からの通知のみを受け取る設定が可能です。不要な通知を減らし、必要な通知のみを受け取るよう設定することにより、iPhoneのバッテリー消耗を抑えられます。
方法6.画面を暗めに設定する
画面の輝度が高いとバッテリーの消費が必要以上に増加するため、iPhoneの画面はできるだけ暗い設定にすることが推奨されます。
iPhoneの画面は、コントロールセンターを開き、明るさ調整用のスライダーを下方向に動かすだけで明るさの調整が可能です。
また以下の手順で、明るさの自動調節機能をオンにするのも有効です。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップする
- 「画面表示とテキストサイズ」から「明るさの自動調節」をオンにする
加えて、設定を「ダークモード」にするのもおすすめの方法です。ダークモードの設定方法は、以下を参考にしてください。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」
- 「外観モード」の「ダーク」にチェックを入れる
簡単な操作で画面の輝度を下げることで、バッテリー消耗を抑えられます。バッテリーの持続力を延ばすためにも、画面の明るさは必要最低限に保つのが良いでしょう。
方法7.iOSを最新のバージョンにアップデートする
iOSが最新バージョンに更新されていない場合、アップデートを行うことでバッテリーの消費を抑える効果が期待できるでしょう。
iOS 5以降を搭載したデバイスであれば、「設定」メニューから「一般」に進み「ソフトウェアアップデート」のオプションを選択して、利用可能なアップデートの有無を確認できます。同様に、インストールされているアプリも最新バージョンに保つことが推奨されます。
iOSとアプリ、それぞれをアップデートする方法は以下のとおりです。
iOSのアップデート | アプリのアップデート |
---|---|
iPhone の「設定」アプリを開く「一般」をタップする「ソフトウェアアップデート」から「自動アップデート」をオンにする | App Storeを開く画面上部の右側にあるアイコンをタップする下にスクロールする保留中となっているアップデートがないか確認するアプリの横に「アップデート」と表示されているアプリを選択する「アップデート」をタップする |
なお、iOSのアップデート直後は、システムの処理により一時的にバッテリーの消費が増えることがあります。これはすぐに正常な状態に戻るため、とくに心配する必要はありません。常にシステムとアプリを最新の状態に保つことは、デバイスのパフォーマンスを最適化し、バッテリー効率を高める上で効果的です。
ただしiOSのアップデートに関しては、設定画面の「自動アップデート」をオフにしている場合、現在のバージョンとアップデートの必要性が表示されるため、手動で選択しなければなりません。
方法8.バッテリーの交換を行う
バッテリーの劣化が懸念される際は、消費を抑えるためにもバッテリーの交換を視野に入れることが重要です。
iPhoneでは、バッテリーの最大容量が新品時の100%から80%未満に低下した場合、バッテリーの劣化が進んでおり、交換すべきと判断できます。バッテリーの「最大容量」は、新品のiPhoneがフル充電された状態を基準(100%)として、現在のバッテリーがどれだけの充電容量を保持できるかを表しています。
iPhoneのバッテリー容量は、以下の手順で確認してください。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップする
- 「バッテリーの状態と充電」から最大容量を確認する
上記の方法で確認したバッテリーの最大容量が80%未満だった場合、バッテリー交換を行うことが推奨されます。
AppleCare+に加入している場合で、かつバッテリーの最大容量が80%未満の状態であれば無償での交換が可能です。
参考:iPhone のバッテリーとパフォーマンス|Apple サポート(日本)
参考:iPhone のバッテリーサービス(バッテリー交換)|Apple サポート(日本)
iPhoneを使っていないのに充電が減るのはウイルス感染の可能性もある?
ここまで解説してきた原因に該当せず、またバッテリー消耗を抑えるための措置を取ったにもかかわらずiPhoneの充電減少が極端に早い場合、ウイルス感染の可能性も無視できません。
ウイルスに感染すると、バックグラウンドでアプリのダウンロードなどが勝手に行われ、それが原因でバッテリーの消耗が早くなることがあります。バッテリーの急激な消耗以外にも、ウイルス感染と考えられる症状はさまざまです。
本体の発熱や身に覚えのない通信・ダウンロード、iPhoneの自動再起動やデータの消失、動作の遅さなど、複数の症状がある場合はウイルス感染を疑うべきです。
なお、ウイルス感染が疑われる際は、まずAppライブラリやストレージの使用量、デバイスの使用状況レポートを詳しくチェックしましょう。覚えのないアプリの削除やパスワードの変更、必要に応じてiPhoneの初期化や専門業者への相談など、適切な対処を行うことでウイルス感染対策ができます。
ウイルス感染対策の実践は、端末の安全性確保やバッテリーの正常な消耗パターンを取り戻すことにつながるでしょう。
iPhoneの充電の減りが早い場合にバッテリー交換すべき基準
iPhoneの充電が通常より早く減る原因には、バッテリーの劣化も挙げられると冒頭「iPhoneを使っていないのに充電が減る理由」でも解説しました。それでは、実際にバッテリーが劣化している、交換すべきと判断する基準は、どのようになっているのでしょうか。
ここでは、iPhoneのバッテリー交換を検討する上で覚えておきたい、以下4つの基準について解説します。
- バッテリーの最大容量が80%を下回ったら
- アプリが頻繁に落ちるようになったら
- 突然シャットダウンすることが増えたら
- バッテリーパックが膨らんでいると感じたら
上記の基準は充電の減りに関する悩みを解消するだけでなく、iPhone本体を安全かつストレスなく使い続ける上でも重要な内容であるため、ぜひ参考にしてください。
基準1.バッテリーの最大容量が80%を下回ったら
バッテリーの最大容量が80%未満に下がった時点で、バッテリー交換を検討しましょう。残量が80%を下回ると、iPhoneでは「バッテリーに関する重要なメッセージ」が表示されることがあります。
このメッセージには「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます」という警告が含まれています。
バッテリーの消耗や劣化が進んでいる場合は、以下の手順で警告があるかどうかを確認しましょう。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップする
- 「バッテリーの状態と充電」を選択する
警告が出た場合には、バッテリーを速やかに交換することをおすすめします。
参考:iPhone のバッテリーとパフォーマンス|Apple サポート(日本)
基準2.アプリが頻繁に落ちるようになったら
アプリケーションの使用中に頻繁に突然落ちるような症状が起こったら、バッテリー交換を検討すべきです。
アプリの動作やデータ通信には、通常よりも多くの電力が必要とされます。そのため、アプリの使用中に突然落ちる現象が発生するのは、バッテリーが劣化し、必要な電力を供給できなくなっていることが原因である可能性が高いでしょう。
一度や二度の症状であれば、一時的なデバイスやバッテリーへの負荷が原因の場合もありますが、頻発する場合は、バッテリーが明らかに劣化していると考えられるでしょう。そのため、このような症状が頻繁に見られる場合は、早めにバッテリーを交換することをおすすめします。
基準3.突然シャットダウンすることが増えたら
iPhoneのバッテリーが劣化すると、端末が突然シャットダウンすることがあります。これは、過剰な負荷や十分な電力が供給されないことに対する安全対策として発生する現象です。
iPhoneが突然シャットダウンするような事象が頻繁に起こることは、バッテリーが劣化していることの兆候であり、交換を検討すべきサインといえます。
ただし、バッテリー交換を行う前に、iPhoneの他の部分に不具合がないかも確認することが重要です。他の部品の故障が原因である可能性も完全には排除できないため、総合的に状況を把握した上で、バッテリーの交換を検討するのが良いでしょう。
基準4.バッテリーパックが膨らんでいると感じたら
iPhoneのバッテリーパックが膨らんでいる場合、速やかにバッテリー交換を行うことが重要です。
iPhoneに使用されるリチウムイオン電池は、長期間の使用により内部でガスが発生することがあります。蓄積されたガスは、バッテリーが膨張する現象を引き起こす原因となります。
バッテリーが膨らんでしまった場合、そのまま使用し続けることは非常に危険です。最悪の場合、発火や爆発のリスクも伴うでしょう。
バッテリーの膨張を発見した際には、ただちにiPhoneの電源を切り、専門のサービスプロバイダによるバッテリーの交換を行うべきです。
まとめ
今回は、使っていないのになぜiPhoneの充電が減るのか、という疑問を解消する内容をまとめました。
iPhoneは、Wi-Fi・Bluetooth設定を常にオンにしていたり、アプリのバックグラウンド更新をオンにしていたりすることで、自動的に充電が減ってしまいます。複数アプリの同時起動や位置情報サービス、画面設定やバージョンなども充電に影響を与える要素です。
これらの原因を把握した上で、関連する機能をオフにし、アップデートをこまめに行うことで充電の減りを抑制できるでしょう。
またiPhoneの充電は、ウイルス感染やバッテリーの劣化が原因で通常より早く減ることもあるため注意が必要です。
今回ご紹介した内容を自身のiPhoneに当てはめ、早めの原因究明と対策を心がけましょう。