iPhoneを安く本体だけ購入するには?おすすめの場所とメリットを紹介!
iPhoneを長期間使用する上で避けられないのが、機種変更です。
節約のため、iPhoneの本体だけをできるだけ安い価格で購入したいと考える方も多いのではないでしょうか。
本記事は、iPhoneの本体だけを安く購入したい方に向けて、主な購入場所やおすすめのキャリアについて解説します。また、iPhoneの本体のみを安く購入するメリットやデメリットも合わせてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
iPhoneの本体だけを安く購入できる場所5選
iPhoneの本体だけを安く購入したい場合は、以下5つの中から自身に適した場所を選びましょう。
- 中古スマホ販売店
- Apple Store
- 大手キャリア
- 家電量販店
- ECサイト
ここでは、それぞれの場所でiPhoneを購入する上でのポイントをまとめています。
中古スマホ販売店
中古スマートフォン販売店を利用すると、iPhoneの中古品をデバイス単体で購入できますが、取り扱いはあくまで中古品に限られます。中古品を購入することに抵抗がない方、他人が使用したものでも構わない方は、新品購入時に比べてコストを抑えられるでしょう。とくに価格面での節約を重視する方にはおすすめです。
ただし、中古のiPhoneを購入する際には、後ほど詳しく解説する赤ロムのリスクがゼロではないことを念頭に置いておく必要があります。また、2021年10月1日以前に発売されたiPhoneはSIMロックがかかっている可能性もあるため、注意しなければなりません。
中古スマートフォン販売店でiPhoneだけを購入する場合は、デバイスが徹底的にクリーニングされ、点検されている店舗を選ぶとよいでしょう。保証や保険が付いている販売店を選ぶことで、安心して購入できます。
Apple Store
Apple StoreおよびApple Storeオンラインでも、iPhone本体だけの購入が可能です。メーカー直販であるため、確実性と信頼性が高く、安心して購入できるでしょう。AppleでSIMフリーのiPhoneを購入すれば、お好みの通信事業者を自由に選んで使用できます。
新品のiPhoneに留まらず、Apple認定の整備済中古品の購入も可能です。
さらに、AppleCare+などの保証サービスに加入することで、万が一の際にも備えられます。支払い方法も、ペイディのApple専用プランなど、独自のオプションが用意されているため、自身の状況に合わせて自由に選択できるでしょう。
信頼性や安心感を重視する場合には、Apple公式からiPhone本体のみを購入するのがおすすめです。
参考:iPhone|Apple
参考:認定整備済製品|Apple
参考:AppleCare製品|Apple
大手キャリア
docomo・au・SoftBankなどの大手キャリアでは、回線契約をせず、iPhone本体だけの購入が可能です。
多くの人が大手キャリアショップでは回線契約が必要だと思いがちですが、実際には店舗でもオンラインストアでも、iPhone本体だけの購入ができます。
ただし、店舗で購入する場合、頭金が必要となることもあるため、留意しましょう。
なお、2021年10月1日以降に発売されたiPhoneは完全SIMフリーであり、たとえばdocomoで購入したiPhoneにauのSIMカードを挿入して使用することも可能です。
大手キャリアショップでは、端末購入プログラムなども提供されているため、実質的に本体価格を抑えることもできます。
大手キャリアショップからiPhone本体のみを購入する際には、独自のオプションを活用することで、さらなるメリットを得られるでしょう。
家電量販店
ビックカメラやヤマダ電機のような家電量販店でも、iPhone本体だけを購入できます。家電量販店の大きな利点は、店舗数が多くアクセスしやすいことです。これらの店で販売されているiPhoneは、通常SIMフリーのモデルが基本となっています。
多くの家電量販店では、キャリアや格安SIMの店舗が併設されています。iPhone本体を購入したあとにその場で回線契約をおこなったり、通信料金やプランに関する質問や相談をしたりすることも可能です。
一部の家電量販店ではオンラインストアの利用も可能なため、場合によっては店舗に行かなくても購入できる点もメリットといえるでしょう。
さらに、家電量販店では店舗独自のキャンペーンを実施していることもあり、これを利用することでお得にiPhoneを購入できる場合があります。
ECサイト
楽天市場やAmazonなどのECサイトでも、iPhone本体だけの購入は可能です。各ECサイトで「iPhone 本体のみ」と検索すると、デバイスのみの商品が表示され、購入手続きができます。
楽天市場やAmazonなどのECサイトでは、定期的に特別な販売キャンペーンを開催しています。たとえば「楽天マラソン」のようなイベント時には、通常よりも低価格で購入できる可能性があるでしょう。
また、購入時にポイントが付与されることが多く、ポイント還元を活用することで実質的なコスト削減が見込めます。
楽天市場やAmazon以外にも、中古スマートフォン販売店のECサイトや、フリーマーケット・オークションアプリなどでiPhone本体だけの購入が可能です。
ただし、中古スマートフォン販売店の取扱商品は中古品のみ、フリーマーケット・オークションアプリは個人間での取引となるため、それぞれにリスクが伴います。この点に留意し、購入の際には十分に検討することが重要です。
iPhoneの本体だけを安く購入するのにおすすめのキャリア
iPhoneの本体のみを購入する場合は、以下から自身に適したキャリアも決めておくことをおすすめします。
それぞれの特徴をまとめましたので、検討する際の参考としてください。
docomo
docomoでは、店頭とオンラインストアの両方で、iPhone本体だけの購入が可能です。
iPhone 15 Pro | 192,060円〜 |
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iPhone 15 Pro Max | 236,940円〜 |
iPhone 15 | 149,490円〜 |
iPhone 15 Plus | 168,740円〜 |
iPhone 14 Pro | 174,130円〜 |
iPhone 14 Pro Max | 201,850円〜 |
iPhone 14 | 138,930円〜 |
iPhone 14 Plus | 158,180円〜 |
※2024年1月時点
ただし、店頭で購入する際には手数料が発生することもあるので、注意してください。また、店舗によっては本体のみの販売をおこなっていないこともあります。
docomoでiPhone本体のみを購入する際には、手数料のかからないオンラインストアがおすすめです。購入には本人確認書類とクレジットカードなどの決済手段が必要となりますが、これらがあれば誰でも購入できます。
なお、オンラインストアでiPhoneの本体だけを購入する手順は、以下を参考にしてください。
- docomo OnlineShopにアクセスする
- 製品を選択する
- カラーを選択する
- 64GB〜1TBまでの容量を決める
- 購入方法を選択する
- smartあんしん補償の契約有無を選択する
- 「カートに入れる」の下部の「機種だけ(白ロム)購入の場合はこちら」を選択する ※白ロム購入についての記載がない場合は端末のみの購入は不可
- 購入手続きに進む
- dアカウントにログイン(もしくは新規登録)の上で購入する
店頭で購入する際は、スタッフにiPhone本体のみの購入希望である旨を明確に伝えましょう。端末のみの購入であっても、補償サービスの加入は可能です。
ただし、iPhone本体のみの購入の場合、一般的な「下取りプログラム」の対象外となることが多いので、この点には留意しましょう。
au
auでは、店頭とオンラインストアのどちらでも、iPhone本体のみを購入できます。
iPhone 15 Pro | 185,860円〜 |
---|---|
iPhone 15 Pro Max | 230,360円〜 |
iPhone 15 | 145,640円〜 |
iPhone 15 Plus | 163,490円〜 |
iPhone 14 Pro | 175,860円〜 |
iPhone 14 Pro Max | 201,925円〜 |
iPhone 14 | 129,990円〜 |
iPhone 14 Plus | 158,490円〜 |
※2024年1月時点
なお、回線契約を伴う場合と同様の価格で購入することが可能です。auでiPhone本体だけを購入する方法としては、「購入」と「予約購入」の2つのオプションがあります。
予約購入の手順は、以下を参考にしてください。
- auオンラインショップにアクセスする
- 購入機種を選択の上「オンラインショップで機種のみ購入」を選択する
- 「お支払方法」を選択し「機種のみを購入する」をタップする
- 契約者情報を入力する
- 本人確認書類のアップロードをする
- 自宅もしくは店頭から受け取り方法を選択する
- 重要事項説明に同意のうえ申し込む
iPhone本体だけを購入する際に必要なものは、au IDとパスワード、本人確認書類、そしてクレジットカードや金融機関口座などの支払い情報です。
端末のみの購入であっても、故障や紛失に対するサポートなどの補償サービスを付加できます。ただし、端末のみの購入に適用されるキャンペーンは限られていることがあるので、この点には注意が必要です。
このように、auではiPhone本体のみの購入も柔軟に対応しています。利用可能なキャンペーンやサービスについては事前に確認するようにしましょう。
参考:iPhone|au
参考:機種のみ購入:新規契約|au
SoftBank
SoftBankでも、店舗とオンラインストアの双方で、iPhone本体のみの購入が可能です。
iPhone 15 Pro | 185,760円〜 |
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iPhone 15 Pro Max | 229,680円〜 |
iPhone 15 | 145,440円〜 |
iPhone 15 Plus | 163,440円〜 |
iPhone 14 Pro | 173,520円〜 |
iPhone 14 Pro Max | 191,520円〜 |
iPhone 14 | 137,520円〜 |
iPhone 14 Plus | 149,760円〜 |
※2024年1月時点
購入に際して必要なものは、本人確認書類と、支払いに使用するクレジットカードです。SoftBankのオンラインストアでiPhone本体を購入する場合は、クレジットカードでの支払いのみ受け付けている点に注意しましょう。店舗では、クレジットカードの他、現金での購入も可能です。
店舗での購入を希望する場合、混雑による待ち時間が発生することもあるため、来店予約をおすすめします。
オンラインで購入する場合は、以下の手順で手続きを進めましょう。
- SoftBankオンラインショップにアクセスする
- 「購入機種を探す」の下部の「機種のみを購入する場合はこちら」をタップする
- 機種を選択する
- 受け取り場所を選択する
- 回線の契約情報を入力する
- SoftBank IDを入力する
- 購入者情報などを確認・入力の上で購入する
端末のみの購入であっても、SoftBankの補償オプションに加入できます。ただし、すべてのキャンペーンが適用されるわけではないので、この点には注意が必要です。また、「新トクするサポート」の利用が可能となる場合もあり、他社と比べてお得に購入できる可能性もあるでしょう。
参考:iPhone 一覧(機種のみを購入するお客さま向け)|SoftBank
楽天モバイル
楽天モバイルでも、オンラインストアを通じてiPhone本体だけを購入できます。
iPhone 15 Pro | 179,800円〜 |
---|---|
iPhone 15 Pro Max | 224,800円〜 |
iPhone 15 | 140,800円〜 |
iPhone 15 Plus | 156,800円〜 |
iPhone 14 | 120,800円〜 |
iPhone 14 Plus | 135,900円〜 |
iPhone 13 | 108,900円〜 |
iPhone SE(第3世代) | 63,900円〜 |
※2024年1月時点
オンラインでの購入手順は、以下のとおりです。
- 本人確認書類と契約者名義の支払い情報を用意する
- SIMカードのサイズを標準・micro・nanoから選択する
- 公式サイトで端末を選び「購入する」をタップする
- カートに追加する
- アクセサリを選択する
- プランを追加せず「この内容で申し込む」をタップする
ただし、店頭では端末のみの販売はおこなっていないため、留意してください。購入方法としては、一括払いと分割払いの両方が選択可能です。
楽天モバイルでiPhone本体を購入する際は、本人確認書類と支払いに必要なクレジットカード情報が必要です。端末のみの購入でも楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは楽天市場で使用できます。これは、とくに楽天ユーザーにとっては魅力的な点です。
iPhone本体のみを購入する場合は、回線プランの追加なしで申し込めます。また「買い替え超トクプログラム」の利用も可能ですが、端末のみの購入では多くのキャンペーンが適用されないため、プロモーションや特典の利用条件を事前に確認しておきましょう。
iPhoneの本体だけを安く購入するのにおすすめの家電量販店
家電量販店でも、iPhone本体だけを安く購入することが可能です。
ここでは、iPhoneの本体を購入するのにおすすめの家電量販店について、解説します。
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- ヤマダ電機
- エディオン
- ケーズデンキ
それぞれの特徴をご紹介するので、参考にしてください。
ビックカメラ
ビックカメラでは、店頭およびオンラインストアのどちらでも、SIMフリーのiPhone本体の購入が可能です。
iPhone 15 Pro | 174,800円〜 |
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iPhone 15 Pro Max | 189,800円〜 |
iPhone 15 | 124,800円〜 |
iPhone 15 Plus | 139,800円〜 |
iPhone 14 | 112,800円〜 |
iPhone 14 Plus | 124,800円〜 |
※2024年1月時点
ただし、在庫の状況によっては店舗のみで取り扱っている機種もあります。そのような場合は直接店舗に出向きましょう。
店舗での購入時には、スタッフのサポートを受けながら、iPhone本体のみの購入手続きをおこなえます。製品選びや購入に関する疑問についても直接相談ができ、より安心感を持って購入することが可能です。
ビックカメラのオンラインショップでiPhone本体のみを購入する場合は、以下の手順を参考にしてください。
- 「ビックカメラオンラインストア SIMフリーiPhone」にアクセスする
- 色・ストレージを選択する
- 「カートに入れる」から「カートに進む」をタップする
- 「注文確認に進む」をタップする
ビックカメラで端末のみを購入した場合でも、メーカーからのサポートを受けられます。製品に関する疑問や問題が発生した際にも、安心できるでしょう。
ビックカメラでは、購入後のフォローアップも充実しているため、端末のみの購入も安心です。
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラでは、各店舗とオンラインストアのどちらでも、回線契約をせずにSIMフリーのiPhone本体だけを購入することが可能です。
iPhone 15 Pro | 204,800円〜 |
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iPhone 15 Pro Max | 219,800円〜 |
iPhone 15 | 124,800円〜 |
iPhone 15 Plus | 139,800円〜 |
iPhone 14 | 112,800円〜 |
iPhone 13 | 95,800円〜 |
iPhone SE | 69,800円〜 |
※2024年1月時点
オンラインで注文して、店舗で商品受け取るという選択肢もあります。
なお、オンラインで購入する場合は、以下のステップを踏みましょう。
- 「ヨドバシカメラオンラインショップのiPhone SIMフリーモデル」にアクセスする
- iPhoneのシリーズ・カラー・容量を選択する
- 「ショッピングカートに入れる」をタップする
- AppleCare+ for iPhoneのプランへの加入を選択する
- ヨドバシカメラにログインの上で購入を進める
また、iPhone本体のみの購入であってもAppleCare+への加入が可能なため、購入後の保証やサポートを手厚く受けられます。
ヨドバシカメラではポイント還元も大きいため、お得感にも着目すべきでしょう。
店舗での購入時には、ビックカメラと同じく、知識豊かなスタッフが購入に関するサポートや相談に応じてくれます。このような対面でのサポートは、製品選びや購入の際の疑問を解消するのに有益です。
ヤマダ電機
ヤマダ電機では、店舗でのみiPhone本体だけの購入が可能です。
オンラインストアでは端末単体での購入はできません。実際、ヤマダ電機のオンラインストアではiPhoneシリーズの取り扱いがなく、価格もサイト上では確認できない状況です。
そのため、ヤマダ電機でiPhone本体のみを購入したいと考えている場合は、直接各店舗に訪れる必要があります。来店の際にはヤマダ電機の公式サイトを利用して、Apple製品を取り扱う店舗のオンライン予約を事前におこなうとよいでしょう。
エディオン
エディオンでは、店頭とオンラインストアの両方で、回線契約なしのSIMフリーiPhone(本体のみ)の購入が可能です。
iPhone 14 | 112,800円〜 |
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iPhone 14 Plus | 124,800円〜 |
iPhone 13 | 95,800円〜 |
iPhone SE(第3世代) | 62,800円〜 |
※2024年1月時点
オンラインでの購入は、以下の手順を参考にしてください。
- 「エディオンオンラインショップのiPhone(SIMフリーモデル)」にアクセスする
- iPhoneを選択して「カートに入れる」をタップする
- Apple Careのプランへの加入を選択する
- 「注文手続きに進む」をタップする
- 「ログイン」もしくは「新規ご利用登録」のうえ注文する
オンラインの場合は、代金引換での決済も利用できないため、注意しましょう。
購入したiPhoneは、AppleCare+への加入も可能であり、万が一の際の保証やサポートを受けられます。エディオンは全国に1,200店舗以上があるため、購入後のアフターサービスについても安心です。
店舗での購入時には、他の家電量販店同様に、知識豊富なスタッフからの相談やサポートを受けながら、購入手続きを進められます。
ケーズデンキ
ケーズデンキでは、店頭とオンラインストアのどちらでも、回線契約なしでSIMフリーのiPhone本体のみを購入可能です。
iPhone 15 Pro | 234,800円〜 |
---|---|
iPhone 15 Pro Max | 249,800円〜 |
iPhone 15 | 169,800円〜 |
iPhone 15 Plus | 184,800円〜 |
iPhone 14 | 112,800円 |
iPhone 14 Plus | 124,800円〜 |
iPhone SE(第3世代) | 62,800円〜 |
※2024年1月時点
機種には限りがあるものの、以下の手順でオンラインストアからの購入もできます。
- 「ケーズデンキオンライン SIMフリーiPhone」にアクセスする
- iPhoneのシリーズ・カラー・容量を選択する
- 「カートに入れる」から「ご注文手続きへ」をタップする
- 「カートに入れる」から「ご注文手続きへ」をタップする
- ログインもしくは新規登録のうえ注文を進める
iPhone本体のみの購入でもAppleCare+への加入ができるため、製品に関するサポートや保証を受けられ安心です。店舗での購入時には、他の家電量販店と同じく、知識豊富なスタッフからのサポートを受けられます。
なお、ケーズデンキのIDを持っていると、購入プロセスがよりスムーズに進行するため、ID作成がおすすめです。
iPhoneの本体だけを購入するメリット
ここからは、iPhoneの本体のみを購入するメリットを3つご紹介します。
- 好きな通信会社を選択できる
- 格安SIMと組み合わせることでさらにお得に利用できる
- 機種変更と比較して手間がかからない
それぞれの詳細を見ていきましょう。
メリット1.好きな通信会社を選択できる
SIMフリーのiPhone本体だけを購入するという選択は、回線契約がないことから自由度が高く、好きな通信事業者と契約できるという大きな利点があります。これにより、単一のキャリアに限定されることなく、自分のライフスタイルや用途に最適なプランを、各キャリアが提供する幅広いオプションから自由に選択可能です。
さらに、各キャリアが用意しているキャンペーンや補償サービス、保険なども比較検討できます。ただし、端末のみの購入では適用されないキャンペーンもあるため、留意してください。
とくにビジネス利用で複数のキャリアを使い分けたいと考えている人にとっては、この自由度は非常に大きな利点となります。SIMフリーのiPhone本体だけを購入することは、柔軟性と選択の幅を得られる選択肢といえるでしょう。
メリット2.格安SIMと組み合わせることでさらにお得に利用できる
回線契約をする際には、iPhone本体だけを購入して格安SIMと組み合わせることで、コストをさらに削減できます。格安SIMとはその名が示すとおり、大手キャリアと比べて低価格な料金プランが特徴です。組み合わせることで、毎月の利用料金を大幅に節約できます。
格安SIMでは、必要なデータ容量に応じてプランが細かく分けられています。個人の使用状況やニーズに合わせてプランを選べば、大手キャリアのプランよりも費用を半分程度に抑えられる場合もあるでしょう。iPhone本体と格安SIMの組み合わせは、経済的かつ効率的な通信サービス利用方法といえます。
メリット3.機種変更と比較して手間がかからない
iPhone本体だけを購入することによって、機種変更にかかる時間や手間を大幅に短縮することが可能です。
通常、iPhoneを新しく購入して機種変更をおこなう際には、手続きにある程度の時間と労力がかかってしまいます。とくに、大手キャリアショップで機種変更の手続きをおこなう場合、待ち時間に加えて手続き自体にも数時間を要することは少なくありません。
一方でiPhone本体だけの購入であれば、これらの手間を省略できます。さらに、本体のみを購入後に自身でデータ移行などをおこなう場合は、作業自体には一定の手間がかかるものの、自分の都合に合わせて作業をおこなえます。
忙しい日常の中で時間を有効に活用したい方にとっては、非常に大きなメリットといえるでしょう。
iPhoneの本体だけを購入するデメリット
iPhoneの本体だけを購入することは、以下3つのデメリットがあることも把握しておかなければなりません。
- キャンペーンなどを利用できない
- 必ずしも安いとは限らない
- 中古で購入する場合は「赤ロム」の可能性もある
1つずつ詳細を解説するので、頭に入れておきましょう。
デメリット1.キャンペーンなどを利用できない
iPhone本体だけを購入する場合、多くのキャンペーンが適用されないことには注意が必要です。通常、iPhoneを購入する際にはさまざまなキャンペーンが用意されていますが、多くの場合、キャリアとの回線契約がセットになっています。
たとえば、キャリアによっては端末代金の割引適用キャンペーンがありますが、これらは他社からの乗り換えや機種変更といった回線契約と組み合わせて利用する場合がほとんどです。
そのため、お得なキャンペーンを最大限に活用したい場合は、回線契約とセットでの契約を検討するほうがよいでしょう。
単に端末のみを購入する場合には、こうしたキャンペーンの恩恵を受けることは難しくなります。
デメリット2.必ずしも安いとは限らない
iPhone本体だけを購入する場合、一見コストを抑えられると考えがちですが、実際には回線契約とセットで購入するよりも高くついてしまうことがあります。
購入する場所によっては、分割払いが利用できずに一括払いをしなければならないため、一時的な料金負担が大きくなることもあるでしょう。また、通常は適用されるキャンペーンが使えないために、割高になってしまう場合もあります。
なかには購入時に頭金が必要な場合もあり、追加の費用が発生することもあるのです。
そのため料金面を重視する場合には、iPhone本体のみを購入する方法と、回線とセットでの契約とを、丁寧に比較検討することが重要です。このような比較をおこなうことで、経済的かつ合理的な購入方法の選択が可能となります。
デメリット3.中古で購入する場合は「赤ロム」の可能性もある
中古でiPhone本体だけを購入する場合には、赤ロムである可能性に注意を払う必要があります。赤ロムとは、何らかの理由で携帯会社から利用制限がかけられている状態の端末です。一般的に、端末料金の未払いや不正行為があったデバイス、または盗難されたデバイスを指します。
赤ロムのデバイスは、ネットワーク通信や通話機能を含む、基本的な携帯電話機能の使用ができません。赤ロムは、不正行為や料金未払いなどが発覚した時点で利用制限が適用されるため、購入後に突然使用できなくなるリスクもあります。
したがって、中古のiPhoneを購入する際は赤ロムに関するリスクを理解し、慎重に取引をおこなうことが重要です。赤ロム保証などを設けているような信頼度の高い店舗にて購入し、必要に応じて事前に携帯会社などで利用状況を確認することをおすすめします。
iPhoneの本体だけを購入する際の注意点
iPhoneを本体だけの購入で済ませたい場合は、ここまでご紹介したメリット・デメリットと合わせて、以下3つの注意点も把握しておくことが大切です。
- 回線契約を自身でおこなわなければならない
- 保証が担保されない場合がある
- SIMロックに注意しなければならない
それぞれの詳細を確認していきましょう。
注意点1.回線契約を自身でおこなわなければならない
iPhone本体だけを購入する場合、回線契約は含まれていないため、回線の契約から利用開始までの一連のプロセスを、自身でおこなう必要があります。iPhoneの操作や回線契約に慣れていない場合、各種設定にはかなりの時間や労力を要してしまうでしょう。
たとえば、eSIMプロファイルの設定、物理的なSIMカードの挿入、APNの設定、データのバックアップや復元、さらには各種アカウントやアプリの引き継ぎなど、おこなうべき手順は多岐にわたります。これらの作業をすべて自身でおこなう必要があるため、購入前にはこれらのプロセスを理解し、しっかりと準備しましょう。
技術的な知識が必要な場合や不明点がある場合には、サポートを受けるためにキャリアや専門家に相談することも1つの選択肢です。
注意点2.保証が担保されない場合がある
iPhone本体だけを購入する場合、購入場所やケースによっては保証が提供されない可能性があるため、注意が必要です。先述したとおり、端末のみの購入でもAppleCare+に加入可能なケースがあるなど、保証サービスを付けられる可能性もゼロではありません。
しかし中には、回線契約とセットでないと保証が付かない、または保証サービスそのものが提供されていない場合もあります。とくに、中古スマートフォン販売店で中古のiPhone本体だけを購入する場合には、保証が付かないリスクが高まります。
そのため、各購入場所における端末のみ購入時の保証条件について、事前に調べておくことが重要です。そうすることで、万が一の際に発生するリスクを事前に理解し、適切に対応する準備ができます。
注意点3.SIMロックに注意しなければならない
新品のiPhone本体だけを購入する際には問題ありませんが、中古のiPhone本体だけを購入する場合は気をつけましょう。とくに2021年10月1日以前に発売された機種については、SIMロックの存在に注意する必要があります。
SIMロックとは、特定の通信事業者が他社のSIMカードを使えないように設定する制限機能のことです。
たとえば、docomoで購入したスマートフォンはdocomoのSIMカードでしか使えない、SoftBankで購入したスマートフォンはSoftBankのSIMカードでしか使えない、という状況が生じます。
SIMロックが解除されていない場合、同じ通信事業者のSIMカードを使用する以外に選択肢はありません。自分であとからSIMロックを解除することは可能ですが、それには手数料や手間がかかります。
そのため、中古でiPhone本体だけを購入する場合には、SIMロックが解除されているかどうかを事前に確認することが重要です。そうすることで後々のトラブルを避け、より広い範囲のキャリアやプランで自由にiPhoneを利用できます。
まとめ
本記事では、iPhoneの本体だけを購入したいと考えている方に向けて、おすすめの購入場所やキャリア、家電量販店ごとの購入方法をご紹介しました。
iPhoneの本体だけを購入することは、通信会社の自由度や手続きに手間がかからないといったメリットがあるものの、キャンペーンの対象外となる点や、赤ロムの危険性があることも覚えておかなければなりません。
加えて、回線を自身で契約しなければならないことや、保証の担保、SIMロックに関して事前に把握・注意する必要もあります。
iPhoneを安く入手する選択肢として本体だけの購入を検討している方は、本記事の内容を参考に、失敗のないiPhone購入を実現してください。