iPhoneを購入してしばらく経つと、動作が重くなったように感じることがあります。動作が重くなると使い勝手が悪くなったと感じやすいため、できるだけ早く改善したいと考えるでしょう。
今回は、iPhoneの動作が重くなる原因や、動作が重くなった際に実施できる対処法について解説します。また、iPhoneの動作が重くなる状態を放置した際のリスクもあわせて解説しています。iPhoneの動作が重いのをなんとかしたい、動作に関する不安をあらかじめ解消しておきたいという方はぜひ参考にしてください。
iPhoneの動作が重く・遅くなってしまう理由8つ
iPhoneの動作が重く、かつ遅くなってしまう理由には、主に以下の8つが挙げられます。
- 契約しているデータ量を超えてしまっている
- ストレージ容量が不足している
- キャッシュが溜まってしまっている
- インターネット接続が安定していない
- iPhone本体の温度が高くor低くなりすぎている
- アプリの負荷がかかってしまっている
- iOSやアプリが最新のバージョンにアップデートできていない
- iPhone本体やバッテリーが劣化している
ここでは、iPhoneの動作を重く、遅くしてしまう原因について詳しく解説します。
理由1.契約しているデータ量を超えてしまっている
契約している月々のデータ量(10GB・20GB・30GBなど)を超え、Wi-Fiも使用していない場合、通信制限がかかってしまうためiPhoneの動作は重くなります。たとえば、10GBのデータ量で契約している場合、その月の通信量が10GBを超えた時点で通信制限がかかり、動作が重くなってしまいます。
近年はデータ量が無制限のプランもありますが、データ量が定められているプランでは通信制限になる場面があるでしょう。通信容量を超えたあとはほとんどの人が「重くなった」と感じる、通信速度が最大128kbps程度になってしまうプランも多くあります。とくに、データ消費が激しいアプリやゲームを頻繁に使用する場合、すぐに契約通信容量を超えてしまう可能性があるでしょう。
理由2.ストレージ容量が不足している
iPhone購入時に選択できる本体のストレージ容量(64GB・128GB・256GBなど)が不足している際も、動作が重くなってしまいます。写真や動画、音楽データやアプリ、iOSのアップデートでストレージが圧迫されると、自動的に容量を使用することになるため動作が重くなる原因となるでしょう。
とくにストレージ容量が1GB以下など極端に少なくなった場合、コンテンツの増加ごとにiOSが空き容量を一部解放するのですが、この動作はiPhoneに大きな負荷をかけるため、低速化してしまうのです。
iPhoneのストレージ容量は以下の手順で確認できるので、容量不足による低速化を防ぐためにも参考にしてください。
- iPhone画面の「設定」をタップする
- 「一般」をタップする
- 「iPhoneストレージ」で確認する
理由3.キャッシュが溜まってしまっている
iPhoneにキャッシュが溜まってしまっているのも、動作が重くなる原因です。キャッシュとは、アプリやブラウザに一時的に保存するデータのことを指します。一度読み込んだデータやテキストを効率よく再表示できる便利な機能ではあるものの、キャッシュが溜まりすぎるとストレージを圧迫してしまうため、動作が重くなる事象を引き起こしてしまいます。
また、過剰に溜まったキャッシュはiPhoneの動作を直接重くすることもあるので、できるだけこまめにキャッシュクリアをしておきましょう。
理由4.インターネット接続が安定していない
iPhoneは、インターネット接続が安定していない状態でも動作が重くなります。例えデバイス自体に問題がなくとも、回線やWi-Fiの不備、接続先の混雑などが原因でインターネットへの接続がスムーズにいかなければ、動作が重いと感じることになるでしょう。
とくに、車や電車で移動中の場合や悪天候時、同一の接続先に大勢がアクセスしている際は、インターネット接続が安定しにくいため動作に影響を及ぼしてしまいます。
理由5.iPhone本体の温度が高くor低くなりすぎている
iPhoneの本体が極端に熱い、もしくは極端に冷えている場合も、iPhoneの動作は重くなってしまいます。iPhoneにはいわゆる周囲における「適温」があり、適温ではない状態が続くことで故障してしまいます。iOSデバイスは、本体が熱くなりすぎないような保護機能が組み込まれており、デバイス内部の温度が正常でなくなってしまうと、内部基盤を保護するために自動で温度調整を行うのです。
その保護機能の発動時、電波やパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。つまり、動作が遅くなるのは、適温ではない状態が続くことで本体が故障しないための防衛措置なのです。iPhoneの適温に関しては、Appleの公式サイトにて0℃から35℃(使用時)、-20℃から-40℃(保管時)と定められています。
参考:iPhone や iPad が高温または低温になりすぎた場合|Apple サポート(日本)
理由6.アプリの負荷がかかってしまっている
iPhone内にインストールしているアプリの容量が極端に大きい場合や、容量の大きいアプリを複数インストールしている場合は、iPhoneに負荷がかかり動作が重くなります。特定のアプリを起動するたび動作が重くなったと感じる場合は、iPhone本体ではなくアプリに原因があると考えられるでしょう。
アプリ起動中に突然アプリが落ちてしまうのも、容量の大きさが原因です。また、同時に複数のアプリを起動させている状態も、iPhoneに負荷をかけることになるため動作に影響を及ぼすでしょう。アプリは使用していなくても、バックグラウンド機能により起動させ続けている場合は情報処理や更新が継続されるため、動作を重くしてしまいます。
理由7.iOSやアプリが最新のバージョンにアップデートできていない
iPhoneの動作が遅くなる原因として、iOSやアプリのバージョンが最新のものにアップデートされていないことが挙げられます。ソフトウェアアップデートは、新機能などの追加だけでなく、不具合やバグの修正、セキュリティにおけるデメリットを解消するために行われます。
最新バージョンにアップデートされていないと、iPhone自体の動作に影響を及ぼすため、古いバージョンのままiPhoneを使い続けている場合はすぐにアップデートしましょう。アプリに関しても、最新のソフトウェアで動作するよう設計されていることが多いため、やはり古いバージョンのまま使い続けると動作に悪影響を与えると考えられます。
理由8.iPhone本体やバッテリーが劣化している
iPhoneの動作は、本体やバッテリー自体の劣化が原因で重くなることもあります。長期間使用し続けているiPhoneは、自然に本体やバッテリーが劣化するため、使用期間が長いほど重くなりやすいと判断できるでしょう。
iPhoneに搭載されているリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことで劣化するため、普通に使用しているだけでも劣化してしまいます。一般的に、最大容量が80%以下になったバッテリーは電池供給が弱く、動作に影響を及ぼすと考えられるため、以下の手順でバッテリーの状態をこまめにチェックしておきましょう。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップする
- 「バッテリーの状態と充電」をタップする
- 最大容量を確認
なお、バッテリーの最大容量が80%未満であれば、Apple Careなどで無償の交換が可能です。
参考:iPhone のバッテリーとパフォーマンス|Apple サポート(日本)
参考:iPhone のバッテリーサービス(バッテリー交換)|Apple サポート(日本)
iPhoneの動作が重い・遅い場合の対処法8つ
iPhoneの動作が重い・遅い場合は、以下に挙げる8つの対処法を実施するのがおすすめです。
- 対処法1.iPhoneまたはアプリを再起動する
- 対処法2.不要な写真や動画を削除する
- 対処法3.Safariやアプリのキャッシュを削除する
- 対処法4.インターネット接続をリセットする
- 対処法5.使用していないアプリを削除する
- 対処法6.iPhone本体を適切な温度に戻す
- 対処法7.視差効果設定をオフにする
- 対処法8.最新のiOSにアップデートする
ここで紹介する対処法を実践することで、iPhoneの動作が重い・遅い事態に直面しても、症状を改善できるかもしれません。
対処法1.iPhoneまたはアプリを再起動する
iPhoneの動作が重くなったと感じたら、まずは本体もしくはアプリを再起動してみましょう。再起動することで、バックグラウンドで起動されているアプリやシステムを終了させられるので、動作がスムーズになる可能性があります。
再起動や強制再起動に関しては、機種やiOSごとに手順が異なるため以下を参考にしてください。
再起動(X・11・12・13以降) | 再起動(6・7・8・SEの第2&第3世代) | 強制再起動(iOS17) |
---|---|---|
片方の音量調節ボタンとサイドボタンを長押しして、電源オフスライダが表示されたら放すスライダをドラッグし、デバイスの電源が切れるまで30秒ほど待つサイドボタンを Appleロゴが表示されるまで長押しして電源を入れる | サイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しするスライダをドラッグし、デバイスの電源が切れるまで30秒ほど待つサイドボタンを Appleロゴが表示されるまで長押しして電源を入れる | 音量を上げるボタンを押してから素早く放す音量を下げるボタンを押してから素早く放すサイドボタンを押さえたままにするAppleロゴが表示されたら、サイドボタンを放す |
対処法2.不要な写真や動画を削除する
不要な写真や動画を削除することで、動作に影響を及ぼすストレージの圧迫を解消できます。ただし、不要なデータを「ゴミ箱」に入れただけでは容量が変化しないため、必ずゴミ箱の中からもデータを削除してください。30日間経過すれば自動的にゴミ箱からデータは消えるものの、動作に関する不備を解消するのであればすぐに削除することを推奨します。
なお、写真や動画などを削除したくない場合は、SDカードやUSBを経由して保存しておきましょう。もしくは、iCloudやGoogleフォトなどクラウドサービスを利用するのもおすすめです。
参考:iCloud
参考:Google Photos
対処法3.Safariやアプリのキャッシュを削除する
iPhone内にSafariやアプリのキャッシュが溜まると、動作が重くなってしまいます。そのため、以下の手順でこまめにキャッシュをクリアしておく必要があるでしょう。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「Safari」を選択する
- 「履歴と Web サイトデータを消去」を選択する
- 「期間別に消去」を「すべての履歴」にする
- 「履歴を消去」をタップする
なおLINEやXなども、iPhone内にキャッシュを溜め込んでしまうため、以下の手順を参考にこまめなキャッシュクリアを実施してください。
LINEのキャッシュクリア | Xのキャッシュクリア |
---|---|
LINEのホーム画面で「設定」をタップする「トーク」をタップする「データの削除」をタップする「キャッシュ」の「削除」を選択する | Xのプロフィールから「設定とサポート>設定とプライバシー」を開く「アクセシビリティ、表示、言語」をタップする「データ利用の設定」をタップする「メディアストレージ」もしくは「ウェブサイトストレージ」を選択するそれぞれで「削除」を選択する |
対処法4.インターネット接続をリセットする
インターネット接続が安定していないとiPhoneの動作は重くなるため、インターネット接続をリセットしましょう。Wi-Fi接続やモバイル通信を切り替えることで、インターネット接続をリセットできます。また、以下の手順でネットワーク設定自体をリセットする方法もおすすめです。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
- 「リセット」をタップする
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップする
- パスコードを入力する
- 「ネットワーク設定をリセット」からリセットを実行する
なお、上記でネットワーク設定をリセットした場合、Wi-FiやBluetoothなどの接続も解除されるため再設定の手間がかかる点に注意しましょう。
対処法5.使用していないアプリを削除する
アプリはインストールしているだけで容量を圧迫してしまうため、使用していないアプリがある場合はこまめに削除するようにしましょう。ストレージ容量に余裕ができれば、その分iPhoneの動作も軽やかになります。
とくにゲームアプリやアニメーションの多いアプリはメモリの使用量が多いため、それらのアプリを削除するだけで動作の重さが解消されるかもしれません。アプリは、ホーム画面で不要なアプリのアイコンを長押しして「削除」を選択するだけで簡単に削除できます。
対処法6.iPhone本体を適切な温度に戻す
iPhone本体やバッテリーは極端に高い温度に弱いため、適温を意識した環境にすることで動作の重さを解消できます。iPhoneが熱くなっている場合は、操作を一旦終えて放置するだけで、温度を下げられます。iPhoneを冷ましている間は、熱が篭らないよう充電することは避けてください。また、以下の方法を実践することで、iPhoneの温度を下げることが可能です。
- ケースやカバーを外して放熱しやすい状態にする
- 熱伝導率の高い金属(アルミや銅など)の上に置いて熱を逃す
- スマホ用の冷却台や冷却ファンを使用する
ただし、iPhoneを急いで冷やしたいからといって、急激に温度を変化させることは避けましょう。iPhoneは急激な温度差が生じると、内部で結露が起こって故障する可能性があるためです。
対処法7.視差効果設定をオフにする
iPhoneは、視差効果設定をオフにすることで動作における不備を解消できます。視差効果とは、ホーム画面やアプリ内の奥行き感を演出する機能のことです。
画面の揺れを改善できたり、画面自体が綺麗に見えたりする便利な機能ではあるものの、iPhoneの動作を重くしてしまう側面もあります。そのため、以下の手順で「視差効果を減らす」をオフにすれば、動作における不具合を解消できるでしょう。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップする
- 「動作」をタップする
- 「視差効果を減らす」をオフにする
また、以下の手順でiPhone画面の透明度を下げることで、動作の重さが改善される場合もあります。
- iPhone の「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップする
- 「画面表示とテキストサイズ」をタップする
- 「透明度を下げる」をオンにする
対処法8.最新のiOSにアップデートする
先述したとおり、iOSやアプリを最新の状態にアップデートしないと、動作が重くなる可能性があります。ソフトウェアをアップデートすることは「iPhoneを最新かつ最善の状態にすること」が目的です。
もっともコンディションの良い状態にiPhoneを保ち続けるだけで、動作における不備は改善しやすくなるでしょう。iOSとアプリのアップデートに関しては、以下の手順を参考にしてください。
ソフトウェアアップデート | アプリアップデート |
---|---|
iPhone の「設定」アプリを開く「一般」をタップする「ソフトウェアアップデート」をタップする「自動アップデート」をオンにする(オフにしている場合は手動での選択・実施になります) | App Storeを開く画面上部の右側にあるアイコンをタップするスクロールして保留中となっているアップデートがないか確認する 「アップデート」をタップする |
iPhoneの動作が重いのを放置することで起こるリスクとは?
iPhoneの動作が重いまま放置してしまうと、以下のリスクが考えられます。
- バッテリーの劣化が早まる
- iPhone本体が熱くなり内部の劣化が進む
- 動作不良・故障が起こる可能性が高まる
これらのリスクを回避するためにも、ここまで紹介したiPhoneの動作が重くなる原因や対処法をしっかり理解し、適宜実践しましょう。
バッテリーの劣化が早まる
iPhoneの動作が重い状態を放置すると、本体が発熱しやすくなるためバッテリーの劣化が早まってしまいます。iPhoneに搭載されているリチウムイオン電池は熱の耐性がなく、発熱状態が続くことでバッテリーを劣化させます。
加えて、動作が重くなることが原因の発熱を放置すると、バッテリーに更なる負荷をかけることになるため、より劣化が早くなるでしょう。さらに、バッテリーが劣化すると、発熱→動作が重くなる→またバッテリーが劣化という悪循環に陥ってしまうため、動作が重い状態は放置してはいけません。
iPhone本体が熱くなり内部の劣化が進む
iPhoneの動作が重くなるとバッテリーだけでなく、本体も熱くなり劣化が進んでしまいます。そもそも動作が重くなる症状は、iPhoneの内部に何らかの負担がかかり、不具合が生じていることを指します。そのため、動作が重くなった状態を放置していると、当然内部も劣化してしまうでしょう。
動作不良・故障が起こる可能性が高まる
先述のとおり、iPhoneの動作が重い状態を放置すると、バッテリーや本体内部の劣化が進み、動作不良になる可能性が高まります。また、故障のきっかけにもなるので注意が必要です。iPhoneのバッテリーや内部チップが劣化すると、突然処理落ちしてしまう「クラッシュ」という症状が発現します。
クラッシュが起こると「リンゴループ」と呼ばれる起動・強制終了を繰り返す状態に陥ることもあります。このリンゴループは、iPhoneの操作自体ができなくなる症状であるため、動作が重い状態を放置してはいけないことがわかるでしょう。修復自体が難しくなる可能性も高く、修理に出さざるを得ない状況になることも少なくありません。
iPhoneの動作が重くても焦って初期化してしまうのはNG
ここまで紹介した内容から、実際にiPhoneの動作が重くなると焦ってしまい、初期化してしまう可能性もあるでしょう。しかし、iPhoneを初期化すると、データがすべて消えて購入時の状態に戻ってしまいます。定期的にバックアップをとっていれば問題ないものの、初期化によりデータをすべて失う可能性があることを認識しておかなければなりません。
iPhoneの動作が重くなる状態は「iPhoneの動作が重い・遅い場合の対処法8つ」で紹介した方法で解消できることもあるため、初期化はあくまでバックアップをとったうえでの「最終手段」と考えておくと良いでしょう。
iPhoneが重いのはウイルス感染の可能性もある?
なお、iPhoneの動作が重くなる原因には、ウイルス感染も考えられます。購入から日が経っていないにもかかわらずiPhoneが重くなっている、バッテリーの減りが異常に早い場合は、ウイルスに感染している可能性が高いでしょう。ウイルスに感染すると、勝手にバックグラウンドでのアプリダウンロードなどが行われるため、ストレージが圧迫されてiPhoneの動作が重くなります。
また、突然iPhoneが再起動を繰り返すようになったり、データが知らないうちに消えていたりした場合も、ウイルス感染の可能性が高いでしょう。iPhoneがウイルスに感染したと考えられるときは、Appライブラリやストレージ容量、デバイスの使用状況を細かくチェックしておくことを推奨します。また、身に覚えのないアプリがないか確認したり、パスワード変更や初期化、専門家への相談を依頼したりするのも、ウイルス感染対策として有効です。
まとめ
今回は、iPhoneの動作が重くなる原因と、その対処法について解説しました。iPhoneは、データ量の超過やストレージ容量不足、コンテンツキャッシュや温度などさまざまな原因で動作が重くなってしまいます。再起動や不要なコンテンツの削除、キャッシュクリアやソフトウェアアップデートなどを行うことで解消できる可能性があるものの、ウイルスに感染している可能性もあるため注意が必要です。
iPhoneの動作が重くなったまま放置すると、バッテリーや本体の劣化、動作不良を引き起こす可能性もあります。今回紹介した方法を、iPhoneの動作に関する不具合を解消する知識としてお役立てください。