iPhoneは、機能性・デザイン性に優れているデバイスです。一方で、販売価格の高さがネックでもあり、できる限り安価に購入したい方も多いでしょう。
そこで、おすすめなのが中古iPhoneです。新品よりも1万円以上安く購入できることもあります。ただし選び方を間違えると、利用できないなどのトラブルが発生することもあるので、注意が必要です。
本記事では、中古iPhoneの購入時や利用時の注意点と、その対策について解説していきます。
中古のiPhoneは安価でおすすめだけど注意点もある!
中古のiPhoneは、新品を購入するよりも安価なので、新品にこだわらない方には多くのメリットがあります。
主なメリットは以下のとおりです。
- 価格が安い
- 入手しにくい機種を購入できる
- 通信キャリアの縛りがない
- 売却する際は意外と高値で売れる場合がある
中古iPhoneの大きなメリットは、何よりも安く購入できる点です。参考に、新品と中古の販売価格を表にまとめてみました。
<iPhone新品・中古の販売価格の比較表>
機種 | 新品 | 中古 |
---|---|---|
iPhone 15 | 145,440円~ | 125,741円~ |
iPhone 14 | 137,520円~ | 102,080円~ |
iPhone 13 | 138,240円~ | 89,980円~ |
iPhone SE(第3世代) | 73,440円~ | 46,816円~ |
※2023年10月18日現在
※販売価格は税込表示
中古のiPhoneは、比較的新しい機種でも1万円以上安く購入できることがわかります。また、最新機種はもちろん、生産終了・販売終了した古い機種まで購入できることもメリットです。
たとえば、SoftBankのオンラインストアでは、新品のiPhone 12 Proはすでに販売していませんが、中古では購入できます。あえて型落ちしたハイスペックモデルを選ぶことで、安価かつ高機能なiPhoneを入手可能です。
iPhoneには「キャリア版」と「SIMフリー版」があります。
キャリア版は、機種によっては他社と契約できないSIMロックがかかっていますが、SIMフリー版はSIMロックが解除されているのが特徴です。
SIMフリー版の中古iPhoneを購入すれば、格安SIM会社への乗り換えなども自由にできます。
iPhone買取店である「イオシス」のiPhone SE(第3世代)の買取価格は、27,000円~38,000円です。中古の販売価格を考慮すると、売却する際の価格はかなり高値といえるでしょう。
このように、中古のiPhoneにはメリットが多い一方で、注意すべき点もあります。無知なままでは大きな損失につながることもあるため、iPhoneの購入時と利用時の注意点、それぞれの対策方法を押さえましょう。
参考:スマホ・タブレット iPhone|ゲオ公式通販サイト
参考:iPhone|ソフトバンク
参考:iPhone(アイフォン)買取価格表|イシオス
【購入時】中古iPhoneの4つの注意点
中古のiPhoneは、機能やセキュリティ上の理由から、購入しても使えない場合があるため注意が必要です。
そのような事態を避けるために、購入する際には以下4つのポイントに注意しましょう。
- 端末に傷や破損が見られる
- 利用制限がかかっている
- アクティベーションロックがかかっている
- SIMロックがかかっている
注意すべきポイントを詳しく解説します。
1.端末に傷や破損が見られる
端末に傷や破損がある場合、仕様や機能に問題が生じやすくなります。
最初は問題がなくても、動作に支障が出たり、急に使用できなくなったりする可能性もあるので注意してください。小さな傷や破損からホコリなどの異物が入り込み、不具合が発生する恐れがあるためです。
しかし、オンラインの購入では、画像で確認できない傷や破損があることも否めません。
購入する際には、本体価格が中古iPhone相場よりも安すぎないかをチェックしましょう。本体価格の中古iPhone相場は以下のとおりです。
<中古iPhoneの販売価格の相場>
端末 | 相場価格 |
---|---|
iPhone 15 | 125,741円~169,631円 |
iPhone 14 | 102,080円~142,780円 |
iPhone 13 | 89,980円~109,780円 |
iPhone SE(第3世代) | 46,816円~78,980円 |
※2023年10月18日現在
※販売価格は税込表示
中古相場よりもあまりに安すぎる場合は、すでに正常に動作しない「ジャンク品」の可能性があります。「ジャンク品」の表記がある端末は、特別な理由がない限り、購入しないようにしましょう。
2.利用制限がかかっている
iPhoneは、携帯会社の判断で、通信・通話の利用を制限できます。
一般的に、利用制限する理由は以下のとおりです。
- 端末料金が未納
- 盗難品の可能性
- 不正の発覚
携帯会社から利用制限された端末は、「赤ロム」と呼ばれます。赤ロムの端末を購入してしまうと通話・通信ができず、携帯電話としての機能を全く果たさなくなってしまうため、注意してください。
また赤ロムは、不正・未払いなどが発覚した時点で利用制限がかかります。つまり、使用できていた端末が、ある日突然赤ロムに指定される可能性もあるのです。
3.アクティベーションロックがかかっている
アクティベーションロックがかかっている端末は、購入しても利用できないので注意しましょう。
アクティベーションロックとは、iPhoneの紛失・盗難の際、第三者の不正利用を防ぐセキュリティ機能です。アクティベーションロックは、登録ユーザーのApple IDとパスワードがなければ解除できません。
とくに、フリマアプリなどの個人間で売買する際は注意してください。
前の所有者がアクティベーションロックの解除を忘れて、売買する可能性もあるためです。
また、前の所有者のデバイス登録が解除されていない場合、遠隔操作で端末にロックをかけられる可能性もあります。
4.SIMロックがかかっている
iPhoneにSIMロックがかかっていると、利用できない場合があります。
SIMロックとは、端末を販売したキャリア以外のSIMカードを利用できないようにする制限機能です。たとえば、ドコモショップで購入したiPhoneはdocomoでしか、SoftBankで購入したiPhoneはSoftBankでしか使えません。
端末を販売したキャリアと自分の利用したいキャリアとが一致している場合は、問題なく使用できるでしょう。SIMロックで問題となるのは、別のキャリアで利用する場合です。
また、中古のiPhoneを購入して格安SIMで利用する場合は、格安SIMがどの大手キャリアの回線を使っているかもチェックしましょう。回線が異なると、使えない可能性があるためです。
【購入時】中古iPhoneの4つの注意点への対策
中古iPhoneの購入時に注意すべき4つの点について解説しました。
この4つの注意点への対策方法を把握することで、中古iPhoneの購入に対する安心感が格段に上がります。
- 端末に傷や破損が見られる場合の対策
- 利用制限がかかっている場合の対策
- アクティベーションロックがかかっている場合の対策
- SIMロックがかかっている場合の対策
以上4つの対策方法について、わかりやすく解説します。
1.端末に傷や破損が見られる場合の対策
傷や破損の少ない端末を選ぶポイントは、以下の2つです。
- 端末をよく確認する
- 安すぎる価格は注意する
実店舗の中古スマホ販売店であれば、実際に手にとって自身の目で傷の状態を確認できます。一方ECサイトやフリマアプリ、オークションなどは直接自分の目で確認できないので、オンラインでの購入にはリスクがあることを理解しておきましょう。
おすすめは、中古スマホ販売店で自分の目で確認してから購入する方法です。どうしてもオンライン経由で購入する場合は、記載されているランクを参考にすることをおすすめします。
一般的にECサイトで使われているランクの判断基準は、以下のとおりです。
- Sランク:未使用品
- Aランク:非常に良い
- Bランク:良い
- Cランク:使用可
また、フリマアプリやオークションの場合は、購入前にさまざまな角度からの写真掲載を依頼します。できる限り多くの写真を確認した上で、購入後に大きな傷や破損を発見した場合の返品交換方法を交渉してから購入するようにしましょう。
価格ばかりを重視してしまうと、状態の悪い端末を購入してしまう可能性が高まるため、おすすめできません。
2.利用制限がかかっている場合の対策
「赤ロム」に対し、SIMカードの入っていない、初期化された端末を「白ロム」と呼びます。
購入しようとしている端末が「赤ロム」か「白ロム」かは、IMEI番号から確認できます。IMEI番号とは、端末固有の識別番号のことです。iPhoneのIMEI番号は、「設定」>「一般」>「情報」 から確認します。
オンラインでの購入など端末に触れられない場合は、識別番号を教えてもらうようにしましょう。識別番号が確認できたら、各キャリアの利用制限電話機確認サイトで照会してください。
【利用制限電話機確認サイト】
- ドコモ:ネットワーク利用制限携帯電話機の確認
- au:ネットワーク利用制限携帯電話機照会
- SoftBank:ネットワーク利用制限携帯電話機の確認
照会すると、以下のいずれかの判定が出ます。
判定 | 詳細 |
---|---|
〇の場合 | ドコモ→ネットワーク利用制限の対象外 au→同上 SoftBank→利用できる |
△の場合 | 利用できるが代金債務の不履行等により利用制限となる可能性がある |
×の場合 | 利用制限されている |
ーの場合 | 製造番号が確認できない |
利用できる端末は〇と△ですが、リスクを減らすために〇の端末を選択しましょう。
3.アクティベーションロックがかかっている場合の対策
アクティベーションロックがかかっていた場合は、解除ツールの利用を検討しましょう。
アクティベーションロックの解除では本来、元の持ち主にApple IDとパスワードを入力してもらう必要があります。ただし中古のiPhoneの場合、元の持ち主と連絡を取り合うのは難しいものです。
そのような場合の対応方法としては、以下の2つが挙げられます。
- Appleのサポートで解除してもらう
- アクティベーションロック解除ツールを利用する
以下のAppleのサポートに連絡すれば、ロックの解除が可能です。ただし、ロック解除に数週間かかることもあります。
Appleサポート:アクティベーションロック解除のサポート
すぐにでもロック解除したい方は、アクティベーションロック解除ツールの活用も1つの選択肢となりますが、セキュリティ面での懸念が残るため、あまりおすすめはできません。
そもそもこのような事態にならないためにも、購入前にアクティベーションロックが解除されているかの確認をおすすめします。
4.SIMロックがかかっている場合の対策
SIMロックへの対策としては、まず購入時にロックがかかっているかどうかを確認しましょう。
またSIMフリー端末を購入すれば、SIMロック対策になるといえます。SIMフリー端末は、そもそもSIMロックがかかっていません。購入後にSIMロックの端末だと気づいた場合は、各キャリアにてSIMロックを解除します。
各キャリアのSIMロックの解除は、以下の窓口で可能です。
【ドコモの窓口】
- My docomo
- ドコモショップ
【auの窓口】
- My au
- auショップ
【SoftBankの窓口】
- My SoftBank
- ソフトバンクショップ
なおSIMロックは、2021年10月以降、原則禁止です。そのため、以下の表に該当しない端末は、SIMロックがかかっている可能性があります。
<各通信業者のSIMロック解除不要の条件>
端末の購入元 | SIMロック解除不要の条件 |
---|---|
ドコモ | 2021年8月27日以降に発売された端末2021年8月26日以前に発売した端末で、以下に該当する場合一括払いで購入した端末クレジットカードで分割払いした端末 |
au | 2022年10月1日以降に購入した端末2021年10月1日以降に販売された端末 |
SoftBank | 2021年5月12日以降に購入した端末2021年4月14日~2021年5月11日に以下の方法で購入した端末一括払いクレジットカードで分割払い |
ahamo | 回線契約を伴い、以下のいずれかに該当する場合一括払いで購入した端末クレジットカードで分割払いした端末 |
UQ mobile | 2022年10月1日以降に購入した端末2021年10月1日以降に発売された端末 |
ワイモバイル | 2021年5月12日以降に購入した端末 |
表の端末に該当するものを購入することも、有効な対策となるでしょう。
【利用時】中古iPhoneの4つの注意点
中古iPhoneは、セキュリティ上のリスクがあったり、Appleのサービスを受けられなかったりする可能性があります。
中古iPhoneの利用時には、以下4つの点にご注意ください。
- 有害なアプリが入っている
- バッテリーの減りが早い
- Apple Careがつかない
- OSバージョンアップができない
購入前に、利用時の注意点も押さえておきましょう。
1.有害なアプリが入っている
中古iPhoneの場合、前の所有者がどのように使っていたかわかりません。有害なアプリが入っている可能性もあります。
たとえば、遠隔操作や盗聴アプリ、監視アプリなどです。
これらの有害なアプリが入っていると、知らない間に自分の位置情報が送られていたり、名前や電話番号、パスワードなどの個人情報が流出したりするかもしれません。
また、一見無害そうなアプリでも、実は有害であったり、情報漏洩のリスクを含んでいたりする可能性もあります。
中古iPhoneを利用する際は、有害なアプリに十分に注意しましょう。
2.バッテリーの減りが早い
中古のiPhoneの場合、バッテリーの減りが早い可能性もあります。
iPhoneに採用されているバッテリーは、リチウムイオン電池です。リチウムイオン電池は過充電と過放電に弱い特徴があり、充電と放電を繰り返すことで劣化します。
そのため中古iPhoneは、新品と比較すると、少なからずバッテリー容量が減っているものです。
極端にバッテリー容量が少ないと、フル充電しても数時間でバッテリーが10%になってしまったり、突然シャットダウンしたりするため、注意が必要です。一般的には、バッテリーの最大容量が80%未満になると、動作に支障が出る可能性があると考えられています。
3.Apple Careがつかない
AppleCare+ for iPhone(以下、Apple Care)とは、Apple社が提供する有料保証サービスです。
修理やバッテリー交換、盗難、紛失などに対応しています。
しかし中古のiPhoneは、一般的にApple Careには加入できません。なぜならApple Careは、新品(または、認定整備済製品)の端末の購入から30日以内に契約する必要があるためです。
中古といえども、iPhoneは高額な機種もあります。Apple Careに加入できないため、修理やバッテリー交換が高額になってしまったり、紛失した際の保証がつかなかったりとリスクがあるため、注意しましょう。
ただし、Apple Careは購入者ではなく端末に付随するサービスです。そのため、以前の持ち主がApple Careに加入しており、その保証期間内であれば、新たな所有者の手に渡っても保証は有効となります。詳しくは対策方法と一緒に後述します。
4.OSバージョンアップができない
iPhoneはモデルごとにサポート期間が決まっており、古いモデルの場合はサポートが終了している可能性が高くなります。
中古iPhoneの場合、古い端末も多いため、すでにサポートを終了していることもあるでしょう。
そのような場合は、OSのバージョンアップができないので、旧バージョンのまま使用します。ただし、バージョンアップができないと、今まで使用していたアプリが使えなくなったり、新しいアプリに対応できなかったりする可能性もあるため、注意してください。
また、OSのバージョンアップはセキュリティ強化の目的もあるため、バージョンアップできないとセキュリティリスクが高まってしまいます。
【利用時】中古iPhoneの4つの注意点への対策
中古iPhoneは利用時に4つの注意点がありますが、対策することでリスクを抑えたり、使い勝手を高めたりできます。
- 有害なアプリが入っている場合の対策
- バッテリーの減りが早い場合の対策
- Apple Careがつかないことへの対策
- OSバージョンアップができないことへの対策
利用する際の注意点に対する有益な施策について、詳しく解説していきます。
1.有害なアプリが入っている場合の対策
中古iPhoneは有害なアプリが入っている可能性もあるため、購入後はすぐに初期化しましょう。
初期化とは、工場出荷時の設定に戻すことです。有害なアプリやウイルスを削除できます。
iPhoneの初期化手順は、以下のとおりです。
- 「設定」の「一般」を選択
- 「転送またはiPhoneをリセット」を選択
- 入力画面が表示されたらパスコードとApple IDのパスワードを入力
- 「続ける」ボタンを選択し初期化開始
- データが完全に消去されるのを待つ
また初期化後は、今後に備えるために、ウイルス対策アプリを入れておくとよいでしょう。
参考:iPhone、iPad、iPod touch を初期化する (工場出荷時の設定に戻す) 方法|Apple
2.バッテリーの減りが早い場合の対策
まずは、バッテリー容量を確認してください。
バッテリー容量の確認方法は、以下のとおりです。
- iPhoneの設定から「バッテリー」を選択
- 「バッテリーの状態と充電」の「最大容量」を選択
- 「最大容量」を確認
バッテリーの最大容量が80%未満になると、バッテリーの消耗が早く感じられます。そのため、最大容量が80%未満の中古iPhoneは購入しないようにしましょう。
フリマアプリやオークションなどで購入する場合は、最大容量の画像の添付を依頼してください。中古スマホ販売店によっては、バッテリーの消耗具合を示すために、最大容量を掲載しているところもあります。
購入する際は、そのような店舗を利用するのもおすすめです。
参考:iPhoneのバッテリーの状態と使用状況を確認する|Apple
3.Apple Careがつかないことへの対策
中古iPhoneにApple Careがつかないことへの対策は、主に2つあります。
- 交換保証・返品保証のある販売店で購入
- スマホ保険の活用
交換保証・返品保証を提供している中古スマホ販売店と、保証内容は以下のとおりです。
●中古スマホ販売店と保証内容
店舗名 | サービス名 | 保証内容 | 保証料 | 保証対象 |
---|---|---|---|---|
ゲオモバイル | ゲオ中古スマホ保証 | 修理費用を全額保証修理不能の場合は端末購入代金と同額の値引クーポン券を発行 ※保証の利用は、保証対象期間内で1回のみ | 【加入金(1年間)】2,178円+(端末販売価格[税込]×6%) | ガラス割れ水濡れ、水没による機能不全破損自然故障 |
イオシス | イオサポ保証延長サービス | 通常保証が1年3か月に延長不良の場合、修理や交換、返金の対応※保証額は商品代金が上限。交換により商品代金以上の対応が生じた場合は、差額を別途請求「赤ロム」を永久保証 | 【月額料金】300円~※端末価格により変動 | 商品不良 |
ビックカメラコジマソフマップ | ビック月額スマホ保証 | 修理費用は、購入金額または26万円[税込]のいずれか安いほうを上限として保証全損の場合は、代替品(同等品)を提供※自己負担金あり(5,500円[税込]~)無期限保証 | 【月額掛金】428円~※端末価格により変動 | 故障破損火災水漏れ |
※本表は各社の保証の優劣を比較することを目的としていません。本表に記載した保証については、前提とする保証範囲・保証内容・保証期間が異なることから単純比較はできません。
前述したように、購入した中古iPhoneがすでにApple Careに入っている場合もあります。Apple Careの保証期間内は、そのまま保証の対象範囲内です。
また、Apple Careがつかない場合の対策として、スマホ保険もおすすめします。スマホ保険には、古い端末も加入できる、水没・盗難が保証される、などのメリットがあるためです。詳細は後述します。
4.OSバージョンアップができないことへの対策
最新のiOSの対応機種を確認し、OSバージョンアップに対応した機種を購入することが基本です。型の古いiPhoneはサポートが終了している可能性があるため、現在のバージョンに対応している機種を選択しましょう。
最新のOSバージョンは、「Appleのセキュリティリリース」で確認できます。
端末のOSバージョンを確認する方法は、以下のとおりです。
- 設定の「一般」から、「情報」を選択
- iOSバージョンを選択
もし、購入した中古iPhoneが最新のOSバージョンに対応しているのにアップデートできない場合は、iTunes経由でのアップデートをおすすめします。
- MacまたはWindowsパソコンでiTunesを開く※OSのバージョンが古い場合、一部機能が利用できない場合もあります
- 中古iPhoneをパソコンに接続
- 左サイドバーの「概要」を選択
- 「更新プログラムの確認」を選択
- 「ダウンロードしてアップデート」を選択
- パスコードを入力し完了
アップデート前にデバイスを使っている場合は、バックアップをしてから実施しましょう。
参考:Appleのセキュリティリリース|Apple
参考:iTunes で iPhone、iPad、iPod touch をアップデートする|Apple
中古iPhoneを購入できる4つのサービスとその注意点
中古iPhoneを購入する際には、購入先によっても注意すべきポイントがあります。
主な購入先は、以下の4つです。
- 中古スマホ販売店
- フリマアプリやオークション
- ECサイト
- 通信事業会社認定のリユースショップ
購入先それぞれのメリット・デメリット、注意点をご紹介します。
1.中古スマホ販売店
中古スマホ販売店は、実際に手にとって確認してから購入できるため、事前に端末の状態をチェックしたい方に向いています。
代表的な中古スマホ販売店は、以下のとおりです。
- 実物を手にとって端末の状態を確認できる
- その場で購入し、すぐに使用できる
- 不明点を店員に確認しながら選べる
中古スマホ販売店は、傷や破損がないか、不具合がないかなどを実際に確認できます。気になる点や疑問を解消した上で購入できることがメリットです。
とはいえ、デメリットもあります。
- 店舗に足を運ぶ必要がある
- 営業時間が限られている
- ECサイトより在庫が少ない販売店が多い
中古スマホ販売店は実店舗のため、オンラインの購入方法よりも利便性が悪いと感じる方もいるでしょう。
2.フリマアプリやオークション
中古iPhoneをできる限り安価で購入したい方は、フリマアプリやオークションでの購入も検討してみましょう。
代表的なフリマアプリやオークションのサービスは、以下のとおりです。
- 個人間での売買のため、安価で購入できる
- 値引き交渉ができる場合もある
- 思わぬ掘り出し物が見つかる場合もある
不要になった端末を処分したいあまりに、相場よりもはるかに安い値段で出品する方もいます。そのため、ほかの購入先と比べると安価に入手しやすく、掘り出し物に出合える楽しさも魅力です。
- 基本的に、返品・交換などの保証がない
故障や破損した場合には、新たに買い直す必要があるでしょう。また、個人からの購入となるため、アクティベーションロックやSIMロック、赤ロムなどの対策も欠かせません。
出品者がそれらの機能に詳しくない場合もあるためです。
- 購入時のトラブルなどはすべて自己責任となる
- 写真と実物が違う可能性もゼロではない
フリマアプリやオークションでの購入は、安価で購入できる反面、トラブルとなるリスクが高いといえます。
3.ECサイト
ECサイトは、中古iPhoneを多くの機種の中から探したい方、自宅にいながら購入したい方に向いています。
代表的な中古スマホを取り扱うECサイトは、以下のとおりです。
このように、ECサイトと中古スマホ販売店のどちらも運営しているケースが多く見られます。
- 在庫が豊富にある
- 中古スマホ販売店と比較すると、価格が安い傾向にある
- 自宅にいながら購入できる
24時間いつでもどこからでも商品を探せて、購入できるのが、ECサイトのメリットです。中古iPhoneを取り扱っているECサイトも多数あります。
- 端末の状態を直接確認できない
ECサイトは、中古スマホ販売店と違い手にとって確認できないため、傷や状態を確認するには、ECサイトのランクを参考にするなどの対策が必要です。
- ECサイトによっては返品・交換ができない場合もある
- 商品が届かない、偽物が届くなどのトラブルの可能性がゼロではない
このようなトラブルを避けるためには、大手ECサイトで購入することをおすすめします。
4.通信キャリア認定のリユースショップ
4つ目の選択肢として、通信キャリア認定のリユースショップが挙げられます。
大手キャリアの認定リユースショップは、以下のとおりです。
【大手キャリアの認定リユースショップ】
大手キャリアのリユースショップでは、キャリアが設けた認定基準をクリアした商品を販売しています。いずれも、バッテリー残量80%以上、クリーニング・データ初期化済の商品のみを取り扱っているため、安心です。
保証サービス期間は、すべて30日間となっています。
- バッテリー残量がチェックされている
- データが完全に初期化されている
- 交換保証がついている
中古iPhoneを購入する際に不安を感じる部分がしっかりと検査されている上、交換保証がついているので安心です。
- オンラインショップが多く、実物が確認できない
- ほかのサービスよりも割高になる可能性がある
厳選して販売しているがために、取り扱っている機種が少ないという面もあります。多くの機種から選びたい方には不向きといえるでしょう。
中古iPhoneのリスクに備えるにはスマホ保険がおすすめ!
中古iPhoneを購入する際におすすめのサービスが「スマホ保険」です。スマホ保険に加入すると、メーカー保証対象外のスマホでも保証を受けられます。
中古iPhoneは、Apple Careがつかないなどメーカーの保証対象外であることがデメリットです。その点スマホ保険は、購入から年数が経ったスマホでも保証対象となります。
スマホ保険の中には、自然故障に加えて水没や破損、盗難、紛失を保証するサービスが設けられていることも少なくありません。
ただしサービスによっては、保険に入れる使用期間が設定されているなど利用条件があるので、ご注意ください。
まとめ
中古iPhoneは、安価にiPhoneを購入したい方におすすめです。中古スマホ販売店やECサイト、フリマアプリ、リユースショップなどで購入できます。
しかし、購入時は以下の4点に注意しましょう。
- 端末に傷や破損がないか
- 利用制限がかかっていないか
- アクティベーションロックがかかっていないか
- SIMロックがかかっていないか
また、中古iPhoneのデメリットは、Appleの保証がないことです。破損や紛失、水没した際の保証に戸惑う方もいるでしょう。
そのような方には、スマホ保険をおすすめします。スマホ保険であれば、古いiPhoneでも加入できる可能性があるためです。中古iPhoneの購入を検討している方は、本記事でご紹介した注意点と対策を加味した上で、後悔のない選択をしてください。